昔、せっかちな女の子がおった。いつも何かに追われるようで落ち着かん様子だった。そしてそれは授業中でも変わらんかった。
エデル「女の子ちゃん、この問題では何をxと置いたら…」
女の子「x!」
エデル「いやね…何を…」
女の子「距離!」
エデル「うん、どこの距離かなぁ…」
女の子「全体の距離!」
エデル「よぉ読んでみ?家から学校まで1500mて書いてあるやろ?」
女の子「じゃあ家からバス停まで!」
エデル「うん…(なんとなくで答えとるな。一を聞いて十を間違う症候群になりかけとる。何とかせにゃ…)(´・ω・`)」
エデル「女の子ちゃん落ち着こ。人の言うことも問題文もまず最後まできちんと聞く・読むが基本や。その上で相手の言いたいことや聞きたいことをよく考えて答えるねん。お互いに話の腰折り合っとったらTVタッ〇ルみたいになって収拾つかへんやろ?」
女の子「あぃ…」
エデル「まずは問題を読んだら聞かれとることをぐるっと囲む。次に、それに対しての適切な答え方と注意点を考える。『理由を書く問題だから文末に注意する・一語不要って書いてあるから全部使って並び替えしたらアカン・時間を分で聞かれてるから単位を分に揃える』とかな。」
女の子「考えるの嫌や…計算ならエエけど」
エデル「笑。計算だって思考力使っとるんやで♪それを女の子ちゃんが考えることやと思ってへんのは計算ルールが自分の中で【当たり前】レベルにまで浸透しとるからや。講師の先生が文章題を簡単に解くのは当たり前レベルが高いからや。」
女の子「でも私頭悪いし…」
エデル「今まで何となく問題を解いてそれなりに正解してきたんやろ?それが逆に凄いわ!笑 高校生かて今は中学レベルは解けるけど高校の問題解けへんねん。だから考えるねん。より上位の壁にぶつかって初めて下位の壁が壁でなくなるんや。」
その2か月後…
女の子「センセー、連立方程式の文章題解けるようになった~♪」
エデル「おー!見してみ!…ふんふん…リンゴの個数は漢字で「個」て書こなww」
女の子「はーい(´▽`)」
《教訓》
目の前の壁を全力で乗り越えようとするからこそ、それ以前の壁が低くなる。
今回のお話は、頑張って壁を乗り越えた女の子のお話でしたね!
確かに「何であんな簡単な問題が解けなかったんやー(゚Д゚;)」って不思議に思うことってありますよね。
学習のペースは人ぞれぞれ、他人より理解に時間がかかるなら、時間をかければいいだけのこと(*’▽’)みんなちゃーんと乗り越えらえる!
エデルマン先生の思い出話はtwitterで更新中!
お楽しみに(*゚▽゚)ノ