こんばんは。
塾長の一井です。
本日は、中学生とスマホというものをテーマに少し書いてみようと思います。
スマホは買い与えたからこそ起きる問題がたくさんあって、それに親が精神をすり減らしていることが多いんですよね。
スマホ自体は便利なものではありますが、中学生の場合は「便利な道具」<「遊び道具」になっているのが実態です。
「うちは高校生になったら買ってあげるという約束です。」
というお家の方は、このブログに書く問題とは縁なしです(´ー`*)いぇい!
結論から言うと、
スマホと上手に付き合えている中学生は非常に少ないです。
成績トップ層の誰がどう見ても優等生!という生徒でも、スマホに関しては親がガチガチに管理しているのが一般的です。(使っていい場所・時間・アプリがとれるのは親だけ。など。)
真面目そうな、賢そうなあの子でも、自分だけではスマホの様々な誘惑には勝てないのです。
ちなみに私は、
中学生にスマホを
持たせる必要はない派です。
そして、松本先生も持たせる必要はない派。
中学生よ。悠学舎の大人に味方はおらんぞ。笑
現に塾生でスマホを持っていない人も何人もいますしね♪
無くても大丈夫ということだ(´ー`*)
自分のを持たせる必要はないと思いますが、
LINE・インスタ・youtubeぐらいは使えないと友達との会話に困りそうなので、家のリビングで使えるタブレットがあれば十分ですね。
外で連絡が取りたいなら電話機能があるキッズ携帯や、LINEだけが入っている格安スマホを外出時だけ持たせればいいかと。
今日、どうしてこんなブログを書いているかというと、
教室である場面を見てゾッとしたんですよね。
授業の途中で、
「では、3分休憩!」
と言った瞬間に、カバンの中のスマホに手が伸びる生徒。
もうね。
それはそれは流れるような手の動き。
無意識と言えるような動きを見てしまったんです。
家でもこうやって無意識にLINEやインスタの更新をチェックしているんだろうな。
ということが目に浮かぶぐらい自然な所作。
その他にも、
自習で理科のワークを解いていて「銀の元素記号って何でしたっけ?」
って聞いてきた生徒がいて「自分で調べてみ。」
っていうと、カバンからスマホを出してきて調べ出したんですよね。
「理科の教科書を机の上に出しているのに」です。
これがこの生徒のいつもの勉強の仕方なんだ…と。
そういう生徒たちを見て、
かなりスマホに依存しているな。と感じまして…。
そもそも教科書に載っているのが明らかなものを、まずスマホで調べる生徒で成績が大きく伸びた例を私は知りません。
スマホって、
「水素の元素記号は」という検索に対して「H」と
一問一答形式でしか答えが返ってこない。
それに比べて、教科書・ワーク・資料集などで調べると、必ずその周辺の内容が目に入る。
きっと水素の近くには酸素や炭素も書いてあるだろうし、そのページには実験をしている写真があるかもしれない。
それを覚えるかどうかは別として、水素「H」以外にも出会うきっかけになる。
ページをめくって探している時にも、色んな情報が目に飛び込んできている。
勉強が上手な人は、周辺知識まで頭に入れる。
1対1で覚えるわけじゃなく、知識が繋がるから覚えやすくもなる。
それにテストはワークや教科書から出題されるので、見ている回数が多い方が絶対に有利なんよね。
だからね。
中学生が勉強するときの相棒はスマホじゃないよ。
教科書・資料集・ワーク
アナログだけど。
それに限る。
そんな場面に出くわしたので、
こんな内容のブログを書いているのですが、
私も松本先生も、
中学生で、
自分のスマホは必要ないやろ派
なので、
スマホが原因で親子げんかをしたり、生活リズムが乱れたり、見知らぬ人と繋がって悪影響を受けたり、勉強をしない原因になっているなら
解約しましょうよ。
と本気で思います。
スマホを持たせて起きる揉め事に比べたら、
「スマホ買ってよ!」→「高校合格したらね!」ってやり取りを1,000回する方が、精神的にも経済的にもよっぽど楽だと思います。
何らかの事情で持たざるを得ない人は、
「勉強中・就寝時の自室での使用は禁止」
このルールは最後の砦だと思いますよ。
破ったら即解約レベルの。
親が買い与えない限りは、子供たちは自分でスマホは持てないんですから。
我が子がどんなに反抗期であろうと、ルールを守らせるのが親の責務。
スマホ依存やスマホが原因の生活リズムの乱れは親の責任。
スマホを持たせるからには、それぐらいの気持ちを持って買い与えてほしいものです。
スマホって1台で一昔前の
ゲーム・テレビ・音楽・漫画・本・電話・メール等の
”あらゆる誘惑”が集約されているわけで、
スマホを買い与えて、制限もなく自由に使える状態で、
「スマホばっかりやってて、全然勉強しないんです。」
それって、
ケーキもチョコもポテチもジュースも、手を伸ばせば届く距離に置いています。
「食べてばっかりで、全然痩せないんです。」
っと言っているようなもの。
精神的にまだまだ未熟な中学生が、自分ひとりでコントロールできるものじゃない。
と私は思いますよ。
今日は、最近の教室の生徒たちを見て、
そんなことを感じたのでブログに書いてみました。
では(#´ー´)