【姫路市の学習塾】悠学舎 英賀保駅前校
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2022年2月17日
塾長のつぶやき, 教室の日常

それ筆算なしで解けませんか?

タイトルは、中学準備講座を始めた小6に刷り込んでいる考え方の1つ。

中学数学でつまづいている人の多くが、

答えを出すことがゴールになっているように思う。

間違ってはいないのだけれども、

数学において

「とりあえず答えが出ればいいやん。」

遠回りでも時間がかかっても答えが出れば満足。

その考えのまま突き進むと、

高校入試の数学で、まず間違いなく

『時間が足りない』

という壁にぶち当たることになる。

計算力の乏しい人だと、

もっと手前の定期テストの段階でその壁にぶち当たると思う。

少しでも早い時期から、

答えは出たけど…もっと楽に解く方法ないんかな?

この「楽をしたい!面倒臭いの嫌や!」って気持ちを大事にして欲しい。

中3たちが一般入試まで1カ月を切り、

過去問や予想問を解いている姿や答案を見ているからこそ、

余計に感じることですが、

①頑張って時間をかけて答えを出す

②効率よく頭を使って短時間で答えを出す

この①と②で、同じ答えが出るのであれば、後者になるべきですよね。

皮肉なことに、時間をかけている前者よりも、後者の方が正答率も高い傾向にあります。

これは私の実体験でもあるのですが、

私が20代の頃、オーストラリアで仕事をさせてもらっていた時、

私に仕事を教えてくれていた上司から、

WORK SMARTER,

NOT HARDER

だよ。

そう言われたことがあります。

中2・中3の人たちは、どういう意味か分かるかな?

比較の文なので雰囲気だけでも掴んでみてね。

この言葉は当時の私にとって、ガツンと頭を殴られたようなインパクトのある言葉で、その後の仕事のやり方を考えるきっかけになった。

さて、どういう意味の言葉なのか。

簡単にいうと、

一生懸命に働くな。

頭を使って賢く働け。

そういうことを言われたわけです。

当時の私は日本人気質全開で「頑張って」働いていたんですよ。

ザ・真面目に働く。たくさん働く。とにかく頑張る。

「効率よく働く・工夫して働く」という頭の使い方が全くできていなかったんです。

結果は同じでも無駄に労力と時間がかかる働き方は、海外では全く評価されなかったんですよね。

このイラストでいう、持ち上げて運んでいる人と同じ仕事の仕方だった。ってことね。

仕事を例に出しましたが、勉強もこれに通ずるところがあります。

特に最近の高校・大学入試は、膨大な情報を速く正確に処理することを求められており、昭和的なhardの一生懸命さよりも、smatの賢さ・作業効率を求められているように感じます。

算数の計算一つをとっても、3桁+3桁は落ち着いて筆算をすれば全員答えが出せます。

でも筆算をしなくても暗算で出せる子もいます。

精度が同じなら暗算の方がいいに決まっています。

どんな時も筆算をして答えを出すことがベストな方法だと思い込んでいる子は、何の疑いもなく中学でも高校でもずっと筆算に頼り続けます。

だってちゃんと答えが出ますから。

これは周りの大人が「間違えるぐらいなら筆算をしなさい。」と教育して「筆算は万能・筆算で解ければ大丈夫!」と、そこをゴールとしていることが原因の場合もあります。

知っておいてくださいね。

筆算は答えを出すためのただの道具(武器)です。

頭の使い方次第では、

その道具よりも速く正確に答えが出せる頭脳をみんなは持っています。

その計算は本当に筆算が必要ですか?

計算の順番を変えたり、何らかの工夫をしたり、暗算をしてみることはできませんか?

小学校から数えると中学校・高校まで合わせると何万回筆算をすると思いますか?

合計何時間を筆算に費やすと思いますか?

最初から何でもかんでも暗算でしなさいとは言いませんし、すべて暗算でできるわけではありません。

まず最初のステップとして筆算という武器を使ってでも『正確に解ける』に状態にするのが大事です。

正しい答えが出せないのに、暗算したり、途中の式を省くのは言語道断です。

ただ正確な答えが出せる状態をゴールとしないでね。

人によってはその先の世界にいるんだよ。

そういうことです。

最低限、

足し算や引き算は、2桁でも3桁でも筆算なしで解ける。

掛け算は〇桁×1桁は筆算なしで解ける。

小学生の間に、これぐらいはできるようにしておきたいですね。

いざ、筆算をやめて暗算でやろうとすると筆算の時とは違う風に脳が動き出すことに気付くはずです。

そうやって自分の脳に負荷をかけることが成長につながりますよ!

自分の頭を賢くするチャンスをどんどん与えていこう!

小学生たち、頑張ろうぞ!

   
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