
こんにちは
悠学舎 塾長の一井です。
多くのご家庭と面談をしていると、
数は多くありませんが
「うちの子、毎日2〜3時間は勉強しているのに、なかなか成績が伸びなくて…」
といったご相談をいただくことがあります。
一生懸命取り組むお子様の姿を見ているからこそ、保護者の方としてももどかしいですよね。
ですが、公立中学校で、テスト前でもない時期に毎日2〜3時間勉強を続けられるのは、実はすごいこと。
勉強に向き合う姿勢という点では、学年上位に入れる素質は十分あります。
だからこそ、伸び悩みの原因を見つけて、ぐんぐん伸びてほしいものです。
実は、この“勉強時間”そのものに落とし穴が潜んでいることがあります。
結論から言うと、
学力と強い相関があるのは、「机に向かった時間」ではなく、『自分の頭を使って問題を解いた時間』です。
~それ、本当に「勉強」になっていますか?~
成績が伸び悩んでいる生徒の勉強を見ていると、ある共通点があります。
それは、
「作業」を“勉強時間”に含めてしまっていること。
例えば、
- プリント整理をする
- ノートに綺麗にプリントを貼る
- 色ペンを使ってカラフルな「まとめノート」を作る
- 単語・漢字を無心で書く
- 教科書の重要語句に線を引く
- 間違えた問題の「答えの丸写し」
- 目的のない教科書読み
- 解ける問題ばかりの「無限ループ」
こういった時間です。
もちろん、全てが無意味というわけではありません。
ですが、これらは“頭を使って問題を解く時間”と比べると、学力向上への効果はほとんどありません。
机に向かっているので「勉強した感」はあります。
しかし、テスト本番で点数を取るために必要なのは、
- 思い出す
- 考える
- 間違える
- 解き直す
という、脳にしっかり負荷をかける思考の時間なのです。
~学力が伸びるのは「考えている時間」~
国際的な学力調査であるOECDのPISA調査でも、
「生徒自身が考え、問題を解く時間(認知的活性化)」が多い環境ほど、学力が高い
という傾向が示されています。
これは塾や家庭学習でも同じです。
成績が伸びる生徒は、
「どうしてこの答えになるんだろう?」
「なんで間違えたんだろう?」
と、自分の頭で考える時間をしっかり取っています。
逆に、
“見ているだけ”
“写しているだけ”
の時間が長いと、勉強時間の割に成果が出にくくなります。
~「作業」から「勉強」へ~
もし、
「時間はかけているのに、結果が出ない」
という状態なら、
まず見直すべきは“勉強時間”ではなく、“勉強の中身”かもしれません。
例えば、
まとめノートを1時間作るなら、
その時間でワークを解いた方が力はつきます。
英文を10回写すより、
「英文を隠して、自力で書けるか確認する」方が、はるかに効果的です。
勉強は、
“長くやった人”が勝つのではなく、
“頭を使った人”が伸びる世界です。
悠学舎でも、
「作業の時間」
をできるだけ減らし、
- 自分で解く
- 間違い直しをする
- 原因を分析する
という時間を大切にするよう指導しています。
同じ1時間でも、やり方が変われば結果は大きく変わります。
ぜひ今日の勉強から、
「今、自分は“勉強”をしているのか? それとも“作業”をしているのか?」
ぜひ、一度立ち止まって考えてみてください。
それでは本日はこのへんで(・ω・)ノ

