こんばんは。
塾長の一井です(´ー`)
今日のお話は、
宿題をやるタイミングについて。
結論から言うと、
塾に来る直前(当日)にやるのは絶対アカンよ。
そのやり方を続けてもホンマに伸びないから。
宿題を授業の直前にやるのって、
遅刻しそうな時に、急いで朝ご飯を食べている状況に似ていると思います。
急いで朝ご飯を食べている時に考えていることって、
「ヤバい!」
「急がなきゃ!」
「間に合わない!」
「全部食べるとか無理ー!」
こんな感じだと思います。
どんなに食べるのが好きな人でも、
急いだり、焦ったりしている『心に余裕がない状態』だと、
「美味しい。」
「めっちゃいい香り~。」
「見た目がキレイだな。」
「おしゃれなお皿やな。」
「隠し味に○○が入っているやん!」
「これ高級品らしいし、味わって食べよ~。」
そういう味や見た目といった、料理の本質を楽しむ余裕ないでしょ。
食べ物はバタバタでも胃の中に入れてしまえば、
私たちの体が必要な成分を上手に吸収してくれるので、
朝食は急いででも食べる価値はありますが、
勉強は違います。
どんなに「解けるようになりたい」「頑張りたい」と思っている人であっても、
少しでも焦りがある状態で宿題をすると、
「急がなきゃ!」
「間に合うかな~。」
「これは時間かかりそう(適当に赤で書こ!)」
「こんな風に書いておいたら、やったように見えるやろ!」
そういう気持ちが先行してしまいます。
この時の気持ちの中に、
賢くなりそうな要素ある?
ないでしょ。
ないのよ。
勉強の場合は「とりあえず終わった」という事実だけ残って、
食事と違って何も吸収できません。
ゆっくり考えたり、解き直したりする余裕もないから当然よね。
時間に追われると、
ダメなのよ。人間は。
子供だからじゃないよ。
大人でも焦ったらロクなことがないの。
勉強が苦手な人ほど、
宿題はさっさとやるのが”お得”です。
一番楽なのは、出されたその日に終わらせる。
(塾は授業時間が遅い学年もあるので、無理な場合もありますが。)
遅くとも次の日がおすすめ。
苦手な科目は特にね。
宿題って基本的にその日の授業内容の復習なんだから、
記憶が新しい間にやった方が、
間違いなくサクサク進むし、短時間で終わる。
日が経てば経つほど、
授業でやった内容は薄れていくので、
思い出すのにも時間がかかるし、
うろ覚えの箇所も出てきて、ノートを頑張って見直す必要がある。
ノートを見直すのが面倒臭いと思っちゃうタイプの人は、
授業でやったやり方じゃなく、
我流でなんとなく解く。
つまり、
時間もかかるし、
授業内容を忘れて我流で解くので、正しい手順が身に付かない。
勉強が苦手・嫌いな人に限って、
「忘れた頃に宿題をやる」という一番しんどい道を選びがちです( ̄ω ̄;)
このパターンで失敗している人を何人も見てきているので、
授業中にも言っていますが、
いつまでも我流でやってたら塾に来ている意味がないよ。
我流でやってきた→成績が下がってきた→塾に来た。
そんな人が大半なんだから。
やり方を変えないと。
成績を伸ばしたいと思うなら、
まずは宿題に取り掛かるタイミングを見直してみる。
コレ、かなり大事なことです。
直前にバタバタと宿題をしている人は、今すぐ改めましょう。
そして『伸びる人の型』に、はまってくださいな。