あるところに几帳面な男の子がおった。その性格は字や提出物にもそれが表れるほどだった。
ある日、テスト前の自習で地理の勉強をしておる時だった。
エデル(どれどれ…チラッ…じーっ、自分で一からノートまとめをしているっ!そこにシビれる!あこがれるゥ!)
エデル「お、男の子君?白地図の無料プリントあげよっか?」
男の子「いえ!自分で書いて覚えるんです!( ・`ω・´)キリッ」
エデル「おぅ、そうか。ところで…テストは明後日なんだが、その横にある課題ワークは…(´・ω・`)マシーロ」
男の子「まずはまとめないと!」
エデル「…(´・ω・`)…」
後日…
男の子「先生、社会全然ダメでした…」
エデル「うむ。思いあたる原因はあるかい?」
男の子「いや…」
エデル「先生はノートまとめだと思うで。1回しか書かないし、きれいにまとめて満足してまわん?」
男の子「でも後で見るから…」
エデル「今回そのノート何回見た?」
男の子「3回ぐらい。」
エデル「…」
エデル「ええか男の子君。自分の好きな科目でも2、3回、目にするだけやと忘れてまうやろ?と、いうことは苦手科目で3回やとほとんど頭に入ってないと思うねんなぁ。」
男の子「じゃあ書きまくります( ・`ω・´)キリッ」
エデル(それも科目によっては効果低いんよなぁ…)(´・ω・`)
エデル「男の子君はゲームキャラや友達の名前を書いて覚えるか?」
男の子「いやまさか。笑」
エデル「それと一緒やねん。漢字が難しいというならまだしも、カタカナやひらがなの用語は、書かんでも目にする回数や口に出す回数増やしたら覚えられるねん。」
男の子「たしかに。。。」
エデル「自分が全く知らんかった単語でも、テレビや友達との会話で何度も見たり聞いたりしたら、覚えてまうやろ?スタップ細胞とかiPS細胞とか佐村河内守とかな。」
男の子「www分かりました。暗記物は赤シートで何回も声に出しながら周回するようにしてみます。」
そして、数ヶ月後・・・
男の子「先生!社会の点、自己ベスト更新しました!」
エデル「おぉ!めでたい♪」
男の子「書かなくても読む回数を増やしたら覚えられました!」
エデル「せや。書くことにこだわり過ぎると覚えることに意識が向きにくいねん。」
男の子「今はザビエルって10回書くの違和感あります。笑」
エデル(そんな恐ろしい勉強しとったんか…(・ω・;))
几帳面な生徒ほど、疑いもなく効率の悪い勉強を続けていることがある。
点数が伸び悩んでいるなら、今の自分のやり方を疑ってみるのも大切。
エデルマン先生の思い出話はtwitterで更新中!お楽しみに(*゚▽゚)ノ