入試も無事に終わり、土曜日には教室で受験お疲れ会を実施しました(´ー`*)
勉強のことはそっちのけで、楽しく遊びました♫
みんな絵が下手だったな。笑
本年度の受験生との日々も一区切り。
あとは、結果を待つのみとなりました。
私としてはこの入試から発表日までの1週間が1年で一番嫌な期間と言っても過言ではありません…(;´д`)
スッキリもしないし、
待つことしかできないので。
本日は、新中3がいよいよ自分事になる「内申点」に関わる内容を書いてみようと思います。
今の中学校は「絶対評価」という評価制度が取り入れられているのですが、
その言葉を鵜呑みにしちゃダメですよ。
というお話です。
新中3、中2はもちろん、
これから中学生になる。
そんな方は頭に入れておいて損のないお話です。
まず「絶対評価」とは、
学習指導要領に示す目標がどの程度実現したか、その実現状況を見る評価のことを指す。
と言われています。
つまり、学習指導要領に示す目標を実現すれば学年で「5」や「4」が何人ついても問題ない制度になっているはずなんです。
が・・・
兵庫県の教育委員会のページには、
こんな資料があるんですよ。
引用元:令和3年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱・様式集
各評定を与えた人数を書かなきゃならない。
ほー。
まあ人数を把握するのも大事なことか。
と思ったりするのですが、
ただこの資料、
校長先生が高校や教育委員会に提出する義務があるみたいなんですよね。
引用元:令和3年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱・様式集
ひねくれた見方をしてしまって申し訳ないですが、
中学校の先生方の立場からすると、
こんな資料の提出を求められたら、絶対評価の基準通りに評価をつけるの無理なんじゃ・・・
と..。
たまたま、学力の高い生徒が集まってても「5」はせめて〇%(△人)までにしておこう。
ってならないのかな?
いや。なりますよね。
仮に口には出さなくても、各評定の割合・・・気にしなきゃダメな気がするでしょ。
なんだったら、学校で内々で割合を決めていても不思議はないよなー。とかも思ってしまいます。
(ただ…こうやって評定の割合をチェックしておかないと、内申点の制度が無法地帯になる。っていうのもわかるので、難しいところですね。)
だからね。
これから、中学生・受験生のなる人たちは、
結局のところ、絶対評価とは言え、
通知表はいつでも周りとの競争。
学年の中で相対的に評価される。
と頭の中に叩き込んでおきましょう。
今の中学校生活で、成績面で周りと比較されることからは避けられない。
もしも学力の高い人が多い学年であったならば、自分より上の人たちをなぎ倒していかないと、いい評価をもらえないってこと。
文句を言っても始まらない!
そういうルールの中で戦うってことを受け入れる。
こんな内容を書きましたが、これで文科省の制度を批判しよう!とかそうことを言いたいわけではなく、
若干ねじ曲がったルールも受け入れて、時には味方につけて戦いましょう!
とそう思っています。
絶対評価では、
いやいや、これは「2」だろう。というテストの点の人でも、授業態度と提出物がきちんと出来ていると「3」が付いた例を何度も見ています。「3」はかなり甘めにつきます。
定期テストの偏差値や点数で評価すると「4」だろう。という生徒でも日頃の授業態度や小テスト点の頑張りで「5」がついた例も知っています。
規模の小さな学校の生徒で、評定はオール5ですが、実際の実力は偏差値62や61ぐらいだった生徒もいました。(外部の模試を3回程受けて全部それぐらい。違う学校にいたら間違いなくオール5はつかない生徒でした。)
つまり、いい方に影響するケースもあるってこと。
余談ですが、高校に送られる調査書には、
中1や中2の評定も記載されます。(内申点には入りませんが。)
引用元:令和3年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱・様式集
中3だけ頑張るより、中1・中2の頃から頑張っておく方が見栄えがいいですよ(#´ー´)
以上、
本日は絶対評価と言う名前を鵜呑みにしちゃダメですよ。
というお話でした。
記事内に添付した資料は、すべて”令和3年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱・様式集”からの抜粋です。
入試について細かく見てみたい方は是非一度ご覧ください。
では(*゚▽゚)ノ