こんばんは
塾長の一井です。
自学や強化学習などで
目に余るようなら注意もしているのですが、
小学生や中学生で、
自分で丸付けをする時に、
△をつけている人がいます。
その丸付けの仕方は、
今すぐやめてください。
△になる基準が解答に書かれていますか?
そうでなければ△なんて付けずに
自分に厳しく×をつけよう!
×がつくのが嫌だ。とか、
惜しかったら△にするのは絶対にダメ。
伸びない人あるあるですよ。
△にするってことは、
その答えを正解に近い扱いにしているってことだよね?
完璧じゃないのに。
「間違いではない・正解に近い答え」という安心感がほしいだけだよね?
以前、
『時速80km』が正しい答えで、
時速80mで△をつけていた子を見たことがあります。
「80」という数字が合っていたから△だそうです。
時速80kmで走る車と、時速80mで走る車は全然違います。
これが惜しいというのなら、1時間で80mしか進まない車に乗せてみたいですね。
中学校のテストであれば確実に×がつきます。
これは一例ですが、
同じようなことをやっている人はいますよ。
テストで書いたら、
×がつくかもしれないのに、
△なんてつけたらアカン。
自分が解いているワークは、いくつ×がついてもいいんだよ。
×の数だけ伸びる可能性があるんだから。
学校に提出するワークだと見栄えを気にしている人もいるようだけど、×の数で通知表の評価が下がったりしない。
自分で答え合わせをする時は、
〇か×のどちらかにすること。
少しでも要素が抜けてたら潔く×をつけよう。
それでないとテスト勉強がしにくいのよ。
×は絶対にやり直す問題だと思うけど△ってどうするの?
△は惜しかったから〇と同じ扱い?やり直さないの?
この△はやり直すけど、こっちの△はやり直さなくて大丈夫とか、また後日精査するの?
分かりにくいでしょ。
ちなみに、
成績上位層の人たちのワークで「△」ってほとんど見ない。
自分に厳しい人が多いし、
『正解に近い答え』より『文句なしで正解がもらえる答え』を追求しているから。
成績上位者だからそういう方針で勉強しているわけじゃなく、
それぐらい厳しく採点しているから、上位にいくんだと思うよ。
1人で勉強をしている時に△をつけたくなったら、
「この答えでもいいんじゃない?」
「惜しい答えじゃない?」という甘い考えは一旦捨てて、まずは×をつけてください。
そして、完璧な正解を頭に入れてください。
理解が必要なものは、解説を熟読して完璧な正解を導ける道筋を理解してください。
その上で後日、学校の先生や私たち講師に、
「~と考えてこの答えにしたんですが、考え方はあっていますか?テストだと〇になりますか?」
と質問してください。
自分に甘い人は、いつまでたっても成長できません。
「これでもええやん」の緩さが、点を取り切れない原因なのです。
自分に厳しく!
学校で習う勉強なんて、
正解が決まっているものなんですから、
より完璧を求めていくべきですよ。
では、本日はこのへんで!