中学に入学してまだ2ヵ月。
中1は以下の文法を学び終えている。
期末テストの範囲になるところであろう。
be動詞(肯定文・否定文・疑問文)
一般動詞(肯定文・否定文・疑問文)
助動詞can(肯定文・否定文・疑問文)
頻度を表す副詞 (often, always, usually)
冠詞 (a, an, the)の使い方
疑問詞 (what, who, when, where, how)
現段階で、これだけの文法を使いこなすことを求められる中1。
こんなに書いたが、まだUNIT 3-1までの内容である。
ちなみに中1の教科書はUNIT 11まである…(;’∀’)
このunit1やunit2で学習している文法は、
算数に例えると小1・小2で学習する、
整数の足し算・引き算・掛け算・割り算の解き方を学んでいるようなもの。
簡単ってことか(´▽`*)という誤解はしないでほしい。
そういう意味ではなく、
この2ヵ月で習っていることが
めちゃめちゃ大事!
英語の土台になる部分!
ここは100%理解しておかないと今後絶望しかない部分!
そういう部分だと考えてほしい。
整数の四則演算ができない人に、
小数も分数も解けないし、文章題も図形問題も解けないよね。
そういうこと。
もちろん文法を理解しただけで英文が読み解けるわけもなく、
現段階で覚えないといけない単語や熟語表現は150語を超える。
期末テストというイベントに向けて最大限の努力をしてほしい。
この1学期が今後の英語の理解度にもつながる山場だから。
塾としては、
上記の期末テスト範囲になりそうなところは一通り学習を終えている。
でも、
『授業を受けた』=『解ける』ではないよね。
『塾に来ている』=『点が取れる』でもないよね。
同じ授業を受けても、
1つの授業の中で吸収できる量は人によって違う。
授業中にあまり理解ができなくても、
気になるところは徹底的に質問に来る子もいれば、
フワッとした理解で良しとしている子もいる。
各々の理解力の差だけでなく、
宿題への取り組み方や、準備の仕方でも大きく変わってくる。
例えば、ある日の授業のテーマが、
『11~20までの数字を英語で書けるようになる』というテーマだったとしよう。
流れとしては、前回の授業で1~10の書き方を習い1~10を書くような宿題が出ているという状況。
宿題をいい加減に終わらせて1~10を英語で書けない人が、その日の授業中に11~20の単語すべてを覚えられるかと言ったら無理だろう。
一方で、宿題を通じて1~10は何も見なくても書けるようにしてきた子は、その日の授業中には11~20まで書けるようになる。
なぜなら1~10と類似点が多いからだ。
授業が終わったタイミングで、
1~20まですべて書ける子と、全然書けない子の2極化がおきている。
当の本人たちは気にも留めていなと思うが、
こんなことは日頃の授業で当たり前のように起きているし、これが差がつく理由の一つであるのは間違いない。
あの子は頭がいいとか悪いとか、そういう問題じゃないのよ。
授業の準備をしてきていたり、宿題の内容は絶対に出来るようにするという気持ちがある子とそうでない子で差がつくのは当然。
こうやって生まれた差を埋めるのは自学しかない。
危機感を持って自ら勉強時間をとるしかない。
宿題になっていなくても、よくわかっていないところを何度も解き直す。
理解の浅いところ、覚えていない用語や単語を覚え直す。
解いてわからなければ、学校の先生や私たち講師に聞いてくれればいい。
塾としては、
この中1英語の山場を全員で乗り越えていきたいものだ。
「わからない」を放っておいて「わかるようになる」ことはありえない。
「なんとなく、こんな感じ」はわかっていないのと同じだ。
今、本当に大事なところを勉強している。
振り落とされるなよ。