こんばんは。
塾長の一井です!
最近、めっきり寒くなってきましたね。
風邪ひかないように気を付けましょう(´ー`*)
本日は、少し前に私が友人Dくんと飲んだときのお話。
Dくんは、某大手食品メーカーの人事部で7年ほど働き、少し前に転職をして今はバリバリの営業マンをしております。
※人事部というのは社員の採用や配置、評価をしている部署です。
Dくんと飲みながら、
「人事部の第一線を退いたわけだし、採用の裏話とか時効になった面白いネタないの?」
と根掘り葉掘り聞いてみました。
そんな中で「学歴フィルター(大学名で採用不採用を決める)」の話題もあったので少し書いてみます。
現実を知ることで、
塾生みんなが勉強する動機に繋がるかもしれないし。
「学歴フィルターってあんの?」
って興味本位で聞いてみたら、
「大学名で線引きすることはあるで。」
と予想外にサラっと返事が返ってきました。
こちらとしては予想はしていた答えでしたが、人事部に言われると重みが違う…。
会社として公には言えないけど、大手企業は学歴でフィルターをかけている企業が山ほどあるようで、いちいち隠すことでもないらしい。
(人事は就活イベントで他の会社の人事部とも繋がりができるようで、他社のことも少しは耳に入ってくるようだ。)
学歴でフィルターをかけてしまうことで、
面白い人材を逃してしまうのは人事部としてどう考えているのかも知りたくて、
「学校の勉強が得意じゃなくても、仕事させたら優秀な人もおるやん?
人たらしやったり、ずば抜けて何かができるとか。
そういう人は逃してしまうけど仕方ないってこと?」
そう聞くと、
「そやね。そういう人は、うちには縁がなかったということで、他の会社で力を発揮したらいいんじゃないかな。」
とのこと。
「そもそも、採用人数が数百人の枠に、何千人、多い年は何万人ってエントリーしてくるんやで?
人事部の人数的に全員分のエントリーシートを見るなんて100%無理。
総エントリー数から考えて、今年は○○大学以上からの採用しよう。そんな風に毎年会議で決めてる。」
※人事部はとても人数の少ない部署(社員が1000人ぐらいの会社で人事は10人~15人ぐらい。社員数100人以下の会社だと1人か2人が人事の仕事をしています。)
そんな話をしてくれた。
つまり、一定以上の大学じゃなければ、
エントリーシートの段階で全員不採用。
そういうこと。
学歴が足りていなかったら、一生懸命書いたエントリーシートを読んですらもらえない。
それが現実ということ。
※エントリーシートというのは、自分の経歴や資格、その会社で働きたい理由などを書いた書類(履歴書)です。
その会社に対して、
どんなに熱い思いを持っていても、
どんなに憧れた会社であろうと、
学歴がなければ、
「そういう人は、うちとは縁がなかった。ってことになるかな。」
この言葉がすべてなんだと思う。
塾生には伝わりにくい内容かもしれないけど、
これは就活して落とされた経験がある人には響くと思う。
一部上場の大企業がそんな感じなんだから、日本はまだまだ学歴社会です。
うちの塾生にも現実を伝えておきたいな。
そんな風に感じたのでブログに書いてみました。
今の塾生たちが大学を卒業するころには、
今よりも少しは学歴社会じゃない世の中になっているのかな?
いや、5、10年じゃ、まだまだ変わっていない可能性の方が高いだろうな。
世の中は学歴がすべてじゃないけど、
社会に出ると(社会に出るタイミングで)
学歴がある人は本人が気づかない様々な場面で得をする。
これは紛れもない事実だ。
何をもって「学歴がある」とするかも微妙なところだけど、
そういう見えない何かがあるんだよ。
中高生の6年間。
この6年間をどう過ごすかで変わる何かがある。
中高生たちの中には、
テストが近づくと何でこんなに勉強ばっかりやらなアカンねん!
遊びたい―!
と思っている人もいるかもしれないけど、
テスト勉強や受験勉強を一生懸命頑張ることは、無駄にはならないよ。
やったことも、やってないことも、
何らかのかたちで、ちゃんと自分に返ってくるから。
塾生の3分の2は中間テストが終了。
残り3分の1は今週と来週ですね!
さぁ、ここからテストの皆さん、頑張っていこう♫