最近、新年度を見据えて小学生の体験のお問合せが増えてきました。
集団形式の塾は3月から新年度になる塾が多いので、
1月、2月に気になる塾の授業を体験してみて、遅くとも3月初旬から本入会という流れは子供にとっていいと思います(´ー`*)
ちなみに、
うちの場合は新中1は2月から中学準備講座(英数)がスタートします。
新小6は3月から6年生の勉強を始めます。
ですので、その頃に合わせて入ってきて頂けるとバッチリです(*^^*)
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さて、小学生の勉強ですが、
小学生の間は特に母語である国語を大事にしてほしいと、私は考えています。
世間では英語!英語!と言われてはいますが・・・。
中学の勉強で躓いた時、持ち直すのが大変な子の特徴は国語が弱い子です。
英語の理解にも、主語や述語、名詞・動詞といった品詞(国語)の考え方が根本にあります。
数学の文章題でも、どちらからどちらを割るのか?〇は△の□倍など考え方も国語です。
理科や社会の用語を覚えるにも漢字の意味が分かっていないと丸暗記に頼ることになり大変です。
ちなみに「国語を大事に」というのは、小学校のカラーのテストで点がとれることではありません。
小学校のテストは90点でやっと並です。
簡単な単元のテストだとクラスの平均点が90点以上をなんてことが普通にあるのが小学校のテストです。
そのため小学校のテストが良くても手放しには喜べません。
我が子の国語力を見極める一つの方法は、言葉や出来事を説明する力。
かと思います。
教科書や漢字ドリルなどに出てくる既に習った熟語を説明させてみるとよくわかります。
国語力がない子は説明が下手です。
説明が分かりにくい上に長い・・・(T_T)
そういう子たちの説明が下手な理由は大きく2つ。
1つ目は語彙がないこと。
その状況を表現するぴったりの言葉を知らない。具体例も出せない。
2つ目は「誰が、どうした」の主語・述語の関係がぐちゃぐちゃなので、言いたいことが正しく伝わらない。
仮にカラーのテストでいくら点が取れていても、習った言葉を使いこなすレベルには至っていないということです。
こういった中途半端な理解を積み重ねていった結果、教科書にない文章(中学でいう実力テスト)では文章の意味がわからない。という事態に陥ります。
また、国語を大事に。というと、
本を読まなきゃダメですか?という質問をもらうこともあります。
本を読むことも一つの方法ですが、
小学生にとって大事なのは
「親子の会話」です。
おしゃべりが好きで学校の先生とたくさん話す子供でなければ、
子供たちの生活の中で親以外の大人と会話をする機会はほとんどないと思います。
仮にあったとしても外の大人は、いちいち我が子の変な日本語を指摘してくれません。
生きた会話で我が子の語彙を増やしたり、
まともな日本語を話せるように教育できるのは「親だけ」だと私は思います。
しかも、この親子の会話での語彙力UPは、時間制限付きの場合があります。
反抗期を迎えると親とまともに会話をしなくなるからです。
人によっては反抗期はなかったよ。という場合もありますが、それはその時になってみないとわからないので、我が子がツンツンして親離れをしていくまでに可能な限りたくさん会話をしてほしいと思います。
とにかく、
親は子供が伝えたいこと、言いたいことを汲み取りすぎない。
特に男の子は高学年になっても口下手な子が多い印象です。
お母さん、男の子は可愛いかもしれませんが甘く育てたらダメですよ。
その汲み取り過ぎの状況が成長を阻害しているかもしれません。
途中で何が言いたいかわかったとしても、我が子の説明が終わるまで待つ。(我慢!)
そこから要約を促したり、適切な短い表現を教えたりしてレベルUPさせる。
家の外で我が子が恥ずかしい思いをしないように、育ててあげれるのは親だけです。
それってもっと短く言うとどういうこと?
つまり?
そういうのは「○○」って言うんだよ。
そうやって、もう1段階要約させたり、新しい語彙を与えたりすることで、小学生は生きた会話から多くのことを吸収できる年代です。
学校や塾で話している小学生同士の会話なんて、
まともな日本語での会話になっていないですからね。笑
(お互いはノリで分かりあっていてコミュニケーションは成立しているようですが。)
外で勝手に学んでくるかな?
なんて期待しちゃダメですよ・・・。
将来、我が子が少しでも困らないように親も頑張る。
中1の英語が難しくなっている事実はありますが、やっぱり国語は大事ですよ。
ということを伝えてみたくて、こんな記事を書いてみました。
では!