悠学舎の目指すところの一つに、
『自学力を高め、塾が不要な人に成長させたい。』という思いがあります。
言い換えると
「自分ひとりでも、学んで成長していける力を身に付けて欲しい。」
ということですね。
塾生の状況は一人ひとり違いますが、
目指す塾生像は私の頭の中に存在しています。
日々、指導をしながら、
答案や成績と睨めっこをしながら、
どうすれば自分ひとりでメキメキ伸びていく子になるか?
ということを考えています。
目指す塾生像の状態になれば、
授業をたくさん受けさせたり、
こちらから課題を与えたりしなくとも、
勉強する時間を確保して、
自分で考えて取り組ませることで
きちんと伸びていくようになる。
塾生たちには、
高校入試という1つの節目に向けて成長していき、
自分ひとりでも勉強ができる術を身に付けた上で、卒塾していって欲しい。と思うわけです。
そこにたどり着いてもらうには、
学力面の話で言うと、自分で解答解説を読んで理解できることが最低条件で、
解答解説は基礎学力が身に付いていないと正しく読めないのでまだまだ遠い人もいますが、
最終的にはそこを目指したいんですよね。
また、学力面以外で、
私が考える「自分の力で勉強できる人」に備わっている力の一つに『逆算をする力』があります。
そんな事が頭にあるものですから、
最近は塾生の
『逆算力』
の部分にテコ入れしたいという思いが、頭の中をグルグルしています。
勉強に限らず、
見積もりや見込みが甘かったり、ゴールから逆算する考え方ができないままだと、ゆくゆく困るのは目に見えています。
私自身の社会人経験からも、
塾での指導経験からも、
逆算が下手な人にありがちな、
「期限に遅れる」
「仕上がりの質の低さ」
これらの原因の9割は取っ掛かりの遅さにある。
と感じています。
中高生のテスト前課題はその傾向が顕著で、
取っ掛かりの遅い人は、早い人が終わった頃にようやく始めているぐらい差がありますからね…。
時流を読むような物事の場合は「いつやるか?」というタイミングが大事だと思いますが、
テストや入試は時流なんて読む必要は全くなく、
戦いの日にちは(入試は範囲だって完璧に!)決まっているんですから、早く動いて準備した方が有利に決まっていますよね。
経験が浅く逆算の精度が多少低くても、
仕上がりの質を上げるには、
まずは取り掛かりを早くするべき。
余裕を持って仕上げる経験をしていけば、見積もりや見込みといった逆算もうまくなるはず。
カレンダーだと1ヵ月単位でしか予定が目に入らないし、週区切りのものだとその週しか目に入らない…
目先のことで精一杯の中学生たちからすると、次のテストやイベントまでの期間がイメージしにくいよなー。
1学期単位の予定(約3ヵ月分)が一気に目に飛び込んできて、
毎週、それに目を通す機会をつくれたら…
それをもとに逆算して早めに動く力を付けさせれないかな?
なんてことをグルグルと…。
まだフワッとした感じですが、
そんなカレンダー?スケジュール帳?を塾生の新たなアイテムとして形にしたいな。
と企んでおります(´ー`*)
いや、企んでいるだけでなく、形にして2022年1月から使えるようにしよう!
うん。
ここに書いてしまったからには実現させてみせる!
悠学舎は進化する塾だ。
塾生も日々成長していくし、集まる生徒たちによってクラスのカラーも違う。
毎年やり方が変わって当然だ。
去年より今年、今年より来年の方がパワーアップする塾でありたい。
変わらないものもあれば、その都度より良いものに変えれるなら変えていく。
卒業生たちから、
「俺らがおったとき、そんなのなかった!」
「私らのときとやり方変わってる!」
そう言われてナンボやと思って、進化していこう。