こんばんは。
本日は、宿題のやり方で差が生まれた話を書いてみようと思います。
悠学舎では、10分程度で解ける計算プリントや文法ごちゃ混ぜの英語プリントをよく活用しています。
テストの日程が近づいてくると基礎の定着の意味も込めて「毎日1枚解くように。」と1週間で5,6枚を宿題にすることもあります。
テスト前のある日、1枚10分で解ける6枚の英文法プリントを、塾に来る直前の60分で仕上げてきた生徒がいました。
その6枚のプリントは問題の順番が入れ替わっているだけで内容は同じ。答え合わせもしていない。
何が起きているか想像ができますでしょうか?
間違えた答えを6回練習。間違えたスペルで6回書く。間違えた文法を6回使う。
この宿題の解き方に何の意味もないし、むしろ悪影響。
「とりあえず、終わればいい。」そういう姿勢で解いていたのは明らかでしたので、この時は叱りましたね。
塾の宿題は、病院からもらう薬に例えられることが多いです。
うちの松本先生もよく言ってますよね。
病院に行って、1週間分の薬をもらったとします。
1日3回(朝昼夜)といったように、決められた量を毎日飲むように指示されますよね。
なぜか?毎日決められた量を飲むのが一番効果が高いからです。
病院に行ってから1週間、一度も薬を飲まずに、前日になって
「やべ!明日、診察や!1週間分全部飲も!」
って人はいないですよね。
塾の宿題も同じなんです。
10分で出来るから、毎日1枚やるんやで。
ってわざわざ言っていることには意味があります。
前日と同じミスをしないように気を付けて解いて欲しいんです。
毎日続けることで、解ける問題が増えることを実感して欲しいんです。
毎日、脳に思い出させる方が定着率が高いんです。
ちなみに同じ宿題を毎日やった生徒は、4日目以降にやったプリントはすべて満点。抜き打ちで解かせても満点。
たった1週間で差が生まれた瞬間です。
勉強の差は、こういう小さなことの積み重ねで生まれます。
まずは言われた通りに取り組む。サボらない。
塾に来て、我流を貫いてどうする。それでは塾に来とる意味がない。