
こんにちは
悠学舎 塾長の一井です(´ー`)
指導をしていてひしひしと実感するのですが、
「勉強がわからない」「勉強が苦手」という子ほど、授業中に“聞いていない時間”が多い傾向にあります。
例えば、
「では、テキスト56ページの大問2を解いてください。」
と伝えた直後に、
「先生、どこ解きますか?」
と聞いてきたり、じーっとテキストを眺めながら、どこを解くのか探していたり……。
もちろん、誰にでもこういうことは起こりえます。
ただ、こうしたことが何度も続くとなると、少し話が変わってきます。
外の音が気になっている。
シャーペンや消しゴムで遊んでいる。
友達の動きが気になる。
そもそも先生の方を見ていない。
つまり、授業そのものに意識が向いていないのです。
「聞く」は、授業を受けるための基本
勉強というと、
「家で何時間勉強するか」
「何ページ問題集を進めるか」
「どれだけ暗記するか」
といったことに目が向きがちです。
でも、授業を受けて学ぶのであれば、その前にもっと大切なことがあります。
それは、
人の話を聞くこと。
先生が何を説明しているのか。
何をすればいいと言っているのか。
どこが重要なのか。
まずは、そこに意識を向ける。
これができなければ、せっかく授業を受けていても、学べるものが少なくなってしまいます。
「聞く」は、勉強だけの話ではない
そして私は、この「聞く」ということは、単なる勉強のテクニックではなく、ある意味では躾の一環だと思っています。
相手の話を聞く。
話している人に意識を向ける。
その上で、今、自分が何をすべきなのかを考える。
これは勉強だけでなく、これから先、いろいろな場面で必要になる力です。
もちろん、悠学舎でも「まずは話を聞いて」「ノートを取るのは後でええから、まずはこっちを見て(意識を向けて)」と声をかけることはあります。
ただ、塾で授業を受ける時間は、1週間の中でほんの数時間です。
だからこそ、「聞く力」は塾だけで身につけるものではないと思っています。
例えば、家庭でも、
「今から大事な話をするよ」と伝えたら、いったん手を止めてもらう。
そして、子どもが話しているときには、親もきちんと目を合わせて話を聞く。
また、子どもに何かをお願いしたとき、
「ちゃんと聞いてる?」
と確認するよりも、
「今、何をお願いしたか言ってみて」
と聞いてみるのも一つの方法です。
こちらのほうが、「ちゃんと聞いてる?」と問い詰めるよりも、棘のない確認の仕方ではないでしょうか。
実際、細かいところまできちんと聞いていない子は、お願いされた内容の肝心な部分を聞き漏らしていることも少なくありません。
「聞いたつもり」になっていないかを、親子で確認してみる。
そんな小さなやり取りの積み重ねが、少しずつ「人の話をきちんと聞く」という習慣につながっていくのだと思います。
「勉強が苦手!」の前に、できることがある
もちろん、本当に内容が難しくて理解できないこともあります。
ただ、「勉強が苦手だから、勉強がわからない」と決めつけてしまう前に、ちょっと確認してほしいことがあります。
そもそも、先生の話をちゃんと聞けているのか。
❶ 先生が説明しているときに、きちんと意識を向けているのか。
❷ 何をすればいいのかを、聞いて理解できているのか。
ここができていなければ、どれだけ授業を受けても、なかなか勉強は身につきません。
逆に言えば、
「聞く」という基本的なところを見直すだけで、変わってくる子もいます。
だからこそ悠学舎では、勉強を教えるだけでなく、
「人の話を聞く」「自分で考える」といった、学ぶための土台も大切にしています。
勉強ができるようになるために、知識や解き方を教えることはもちろん大切です。
でも、それを吸収するための「学ぶ姿勢」があってこそ、勉強は身についていくものだと思っています。
そんな思いを持って、一人ひとりの生徒と向き合っています。
さて、10月も頑張っていきましょう(´▽`*)


