週末に当塾で漢字検定を実施しました。
中3の皆さんは、土曜日は「漢検」、日曜日は「模試」という慌ただしい週末となりましたね。
今回の漢検は高校入試の調査書に反映される最後のチャンスでした。受かっていたらいいですね(*’▽’)
(※テストセンターでのCBT受験を利用すれば、もう少し先でも受験可能ですが、塾としては今回が最終の実施です。)
さて、そんなラストチャンスの漢検でしたが、
先週の秋祭りを境に、コロナやインフルエンザが生徒たちの間で流行っており、もれなく流行に乗ってしまった中3生もおります(;・∀・)
検定に申込んでいたのに受けられない…。
ラストチャンスなのに…。
今回は漢検でしたが、実は先日実施した英検でも中3でインフルエンザで受験できなかったという塾生がいました。
こちらもラストチャンスだったのに…。
英検や漢検は、3級以上の級であれば内申書(面接調査書)に記載する価値があるため、高校側の評価にもつながります。
「まだ実力がついていないから…」
「もう少し準備してから受けよう…」
そう考えて見送る生徒も少なくありませんが、それで内申書に間に合うギリギリの最後の1回の受験にかけて、体調を崩していては元も子もありません。
誰にも予測できないのが体調不良です。
だからこそ、中3の1学期中には漢検・英検の3級までは取得しておきたいですね。
最低ラインは確保した上で、準2級などの上位級に挑戦する体制を作ることが理想です。
■ 学年ごとの検定の位置づけ
私個人の考えでは、検定には学年ごとに異なる意味があります。
- 小学生の検定:
→ 合格する喜びを通して自信をつける。合格できそうな級からスタートし、興味を持ったらどんどん上位級に挑戦! - 中高生の検定:
→ 少し背伸びをした級に申し込み、その級に合格できる力をつける過程で成長する。“挑戦”が学力を引き上げる。
「今は忙しい」「余裕ができたらやる」
そんな言葉をよく耳にしますが、
『今』の状態ではなく、いつまでにどうなっていたいか
を考えてみてほしい。
理想の状態に持っていくために、「今」多少の無理をしないといけないことなんてよくあることですから。
たとえば、
検定に関して「中3の1学期の時点で英検・漢検どちらも3級以上の合格証書を手にしている状態」を理想とするなら、そこから逆算して動かないと。
中3より中2の方が時間はある。
中2より中1の方が時間はある。
言ってしまえば、勉強内容に関しても今学んでいる内容よりも簡単なことを学ぶタイミングがやってくることはありません。
学生の勉強は、いつだって「今」が一番簡単で、実力テストの範囲も「今」が一番狭いのです。
未来の自分に負担を押し付けすぎてしまっては、
結局、成し遂げられないこともたくさん出てきます。
今日の自分が頑張ることで、未来の自分を楽にしてあげられる。
そして、その努力が新しい可能性を生み出すきっかけにもなります。
今日できることを、一つずつ積み重ねていきましょう。

