こんにちは。
塾長の一井です!
今日と明日は、英賀保の地域はお祭りですね(´▽`*)
昼間から太鼓の音が鳴り響き、にぎやかな雰囲気に包まれています。
参加するみなさんは、くれぐれもケガのないように、楽しんできてくださいね。
今日はきっと、テスト期間中の高校生ぐらいしか自習には来ないかな?
なんて思いながら、このブログを書いております。
さて、先日、小6の国語の授業をしていたときのことです。
日本独自の文化をテーマにした説明文に「枯山水」という言葉が出てきていました。
さて、塾生の皆さんは ↓ の写真を見て、枯山水について知っていることを答えられますか?
私は、流石に小6で枯山水は知らないだろうと思っていたので、
「枯山水って知らんよな?」と聞いてみたところ、
「知ってます!お寺とかにある岩が山を表して、砂場が海を表しているやつですよね!」
と一人が答えてくれまして、
「おー、よく知ってるな!渋い!」と、思わず感心してしまいました。
※枯山水は、水のない場所で、石や砂、植物、地形を使って水の流れを表現する日本を代表する庭園の形式です。
その子だけが知っているのかと思いきや、「社会の教科書に載ってますよ!」とのこと。
小6の社会の教科書で、京都にあるお寺の枯山水の写真が紹介されているそうです。
生徒とこんなやり取りをしていて、
学ぶ意味ってこういうことだよな。
と、なんだか感慨深く感じました。
勉強というと、国語や算数などの主要“5教科”をイメージしがちですが、社会や美術、音楽などを通じて文化や歴史に触れることで、私たちの感性は確実に磨かれていく。
『知識』は、何気ない日常や景色に“色”をつけてくれる。
同じものを見ても、知っている人と知らない人とでは、見え方がまったく違う。
知識がなければ気づけないことも多く、「なんかよくわからん」「しょーもな」で終わってしまう。
でも、少しでも知っているだけで、ものの見え方が変わる。
たとえば、知識がまったくない状態は、ツルツルの壁のように何も引っかからない世界。
でも、ほんの少しでも知っていることがあると、触れた時に“ザラつき”を感じて、その小さな違和感や引っかかりが、きっと日常をより豊かにしてくれる。
私は塾という“受験屋”をやっているので、
まずは「テストで点を取れるように」頑張らせるのが仕事です。
ですから、「感性を鍛えるために勉強しよう」なんて、きれいごとは言いません。
ただ、塾生の皆さんには、好き嫌いしながらでもいいから、いろんな科目に触れてほしいと思っています。
(こうやって偉そうなことを書いている私も、嫌いな科目がいくつもありましたし、文句もいっぱい言っていました。今も興味が持てない分野もたくさんあります。笑)
でも、そうやって文句を言いながらでも、
学校という環境で、いろんな科目を好き嫌い関係なく勉強していくうちに、
知らず知らずのうちに身についていることが、確かにあるんです。
そしてその“ほんの少しの知識”が、ものの見え方を変えてくれる。
そんなことを感じられた瞬間でした。
塾生の皆さんは、
知識が豊富で、心が豊かな大人になってくださいな!
色々と見える人の方が、何事も楽しめますから♪
では、本日はこのへんで(/・ω・)/