ふ~。
私が1年の中で一番嫌いな1週間が、あと数日で終わります。
入試から合格発表までの1週間。
塾生たちの結果に何の抵抗もできないとわかっていながら、私は勝手に今年の入試問題を解いて、勝手にそわそわし、胃が痛くなる週です。笑
でも、今年はこの時期に春の面談を入れたのは正解だった気がします。
忙しい方が気が紛れますからね(;^ω^)
さて、この週末、私が所属している経営者の集まりの会合に参加してきました。
3月の会合では、姫路市長の清元市長が姫路市の展望について語ってくださり、講演後の懇親会ではざっくばらんにお話をしていただきました。おかげで、姫路市の現状について少し理解が深まった気がします。
市長の株を上げるためには、取り組みや成果などのポジティブな話を書いた方がいいのかもしれませんが、私が個人的にインパクトのあった内容を少し深堀。
講演の中で、市長が特に強い危機感を抱いているテーマの一つが「姫路の人口減少」でした。その深刻さがひしひしと伝わる内容でした。
私自身、少し調べてみると、
現中3の学年が生まれた
2009年の姫路市の出生数は5,050人。
それに対し、
- 2023年の出生数:3,573人
- 2024年の出生数:3,350人
この15年間で、姫路で生まれてくる子供の数は約45%減少。
少子化が全国的な問題なのは知っていましたが、
自分が住んでいる街で『45%減』と聞くと、改めて衝撃的な数字ですよね。
ここから10年後が恐ろしい…。
人口減少と関わる話題として、学校の統廃合に関する話もありました。
生徒数の少ない中学校では、部活動の選択肢も限られる。運動部は「野球部・卓球部・陸上部」の3つだけ。女の子は卓球部か陸上部しか選べない。そんな中学校が実際にある。この状況が子供たちにとって本当に良い環境とは言えない。
また、高校でひと学年5クラスを下回ると、国公立大学の理系への進学をサポートできる体制が整わない。(現に数年前に某県立高校では、理系科目の教員不足により国公立大学[理系]への満足なサポートができないことを理由に東洋大姫路への転入を進めたケースもあるとのこと。)
学校の統廃合にはさまざまな意見があると思いますが、統廃合を進めないと、子供たちにとって十分な教育環境が整わないのも事実だと。
また、講演会後の懇親会で私が塾経営をしていることを伝えた際、市長はこんな話をしてくださいました。
『私は、姫路の子供たちに良い教育を受けさせたい。
姫路で子育てをすると、良い教育が受けられると思ってもらえるような街にしたい。その一環として学校の統廃合にも取り組んでいる。
また、姫路は大学進学や就職のタイミングで若者が都市部へ流出している。それを良く思わない年配の方の中には「勉強をさせるから子供が姫路から出ていくんだ。若い人が出て行ったら誰が村を守るんだ。」と言う人もいる。でも、私は若者が都市部で学び、様々な経験をすること自体は、若者にとっても日本にとっても良いことだと思っている。
若者が出ていくのを止めるのではなく、将来姫路に戻りたいと思えるような魅力的な街づくりを進めたい。一度都市部に出た若者も、やっぱり子育ては姫路でしたいと思える街にしたいし、そうなるように努力していく。
だから、子供たちには思いっきり勉強させてあげてください。』
市長からこんな心強いお言葉をいただいたので、これからも塾生の皆さんのお勉強サポート、全力で頑張りまっせ!
ちなみに、私は18歳から29歳までの約10年間は姫路ではない場所に住んでいたので、外の世界を見て姫路に戻ってきた人間。
今住んでいても、私は姫路が大好きですし住みやすくて良い街だと思います(´ー`)
以上、本日は市長のお話を聞いてのブログでした!