こんにちは
塾長の一井です(´ー`)
中学生の皆さんは、もうすぐ3学期の期末テストですね。
今年度も終わりが近づき、中学1年生は2年生へ、そして中学2年生は受験生になる時期がもう目の前に迫っています。
そんな皆さんに、ひとつ考えてほしいことがあります。
「この1年で自分が一番賢くなったタイミングはいつか?」ということです。
学校や塾で授業を受けているときでしょうか?
もちろん、新しい知識を得るという意味では大切な時間です。
でも、最も学力が伸びたのはテスト直前の1〜2週間ではないでしょうか?
なぜかというと、その期間は「解けなかった問題を解き直す」「覚えられない用語を繰り返し確認する」など、知識を定着させる勉強を集中的に行うからです。
『授業を受けるだけでは成績は上がらない』
塾の人間としてこんなことを言うのもどうかと思いますが、 学校でも塾でも授業を受けるだけでは成績は伸びません。
いくら高いお金を払っても、有名予備校のスーパー講師の授業を受けても、「授業時間=成績向上」とはならないのです。
では、なぜテスト前は特に学力が伸びるのでしょうか?
それは「授業を受けること」と「実際に解けるようになること」は違うからです。
授業を聞くだけでは「分かったつもり」になりがちです。
しかし、テスト前には実際に問題を解き直し、間違えた部分を復習し、知識を定着させる作業をします。これこそが学力向上の本質なのです。
テスト直前のタイミング、あなたはどんな勉強をしていますか?
皆さんが、テスト直前にやっている勉強を振り返ってみてください。
✅ 解けなかった問題をもう一度解いている
✅ 赤シートを使って何度も覚え直している
✅ 間違えたところを重点的に復習している
きっとそのような勉強をしているでしょう。
そんな学習を普段から取り入れられたら、もっと知識が定着し学力は伸びると思いませんか?
ここ数年で中学校の定期テストの回数が減少しています。
私はこの状況をとても危惧しています。なぜなら、子どもたちが「本当に学力を定着させる機会」が減ってしまっているからです。
テストがあるからこそ、短期間でも集中的に勉強し、知識を確実なものにできる。
これは、いわゆる「締切効果」ですね。
大人でも、締切がないとギアが上がらないというのが本音でしょう。
テストの回数が減ることでテスト前のような「本気の勉強」をする機会が少なくなってしまうのは、大きな問題です。
だからこそ、 普段から意図的に「テスト前のような学習」を取り入れることが大切なのです。
成績の良い子たちは、無意識のうちにこれを実践できています。
彼ら・彼女らも勉強するより遊びたいと思っています。
だからこそ「意味のない勉強・時間を無駄にする勉強をしたくない」という意識が強く、単なる作業になってしまう勉強(頭に残らない勉強)を避ける傾向があります。
まずは、自分がテスト前にどのような勉強をしているのかを振り返ってみましょう。
そして、その効果的な勉強法をテスト前だけでなく、普段の学習にも取り入れていくことが、来年度に学力を伸ばす鍵となります。
さぁ、本気でテスト勉強と向き合いましょう!