こんばんは
塾長の一井です。
冬期講習会が始まり、慌ただしい日々を過ごしているうちに、気づけば明日で今年の授業も終了です。
師走とはよく言ったもので、本当に時間が経つのは早いものです(;^ω^)
本日は教室で中1・中2を対象に模試を実施しました。
受験した皆さんお疲れさまでした。
中2は模試を5教科受けた後に、3時間の授業!
よく頑張った!
模試には次の3つの重要なステップがあります。
①模試を受ける前
※模試に向けた復習などの準備
②模試本番
※時間配分などの立ち回り
③模試を受けた後
※解き直し・今後に繋がる学習
これらの①②③の重要度をトータル10段階で評価すると、次のような割合になると考えます。
①:②:③
=3:1:6
つまり、最も重要なのは「模試を受けた後」のステップです。
塾生たちには何十回も言っていますが、本当に大事なことなので今日もここに書く。
1つ強調しておきたいこととしては
模試を『受けるだけ』はホンマにダメ。
ってことね。
実力を試したり、学校の先生以外の人が作成する問題を解くいい経験にはなりますが、その程度です。
全く意味がないとはいいませんが『受けるだけ』は模試の価値を10分の1程しか味わっていません。
いいですか、
模試で最も重要度が高いのは受けた後です。
模試を受けたことで、
解けない問題や解けたけれど自信がなかった問題が明らかになったはず。
この後の行動がホンマに大事なのです!
模試はきちんと活用したら、
絶対に学力が伸びるきっかけになりますからね!
自己採点をして、
間違えた問題の直しをするのは当たり前ですが、
そこで終わったら全然ダメです。
そこで終わる人は
『全く同じ問題』なら解けるかもしれませんが、
類題になると解けない可能性が高いです。
※数学や理科の問題は特にその傾向が強いです。
残念ながら私たち人間はそんなに賢くありませんからね。
直しで理解したから大丈夫!なんて本気で思っているのであれば、自信過剰としか言いようがありません。
学校や塾のワークから類題を見つけて解いてみて「ホンマにわかったんかな?」と自分が本当に理解しているかを確かめることが重要です。自分を疑うぐらいでちょうどいいのです。
類題をいくつか解いていく中で、ようやく次のテストで「使えるかも」という知識になっていきます。
社会や理科の語句なども、模試で間違えた重要語句が分かればいいのか?
と言われるとそれだけで満足しちゃダメですよね。
歴史なら、その時代の知識に抜けがあるから重要語句が答えられなかったわけです。
模試で間違えた時代に関わる部分の教科書を再度読み込んで、ワーク等を今一度解き直すべきです。
ここも自分を疑うぐらいでちょうどいいのです。
間違えた語句周辺の関連知識も合わせて復習をする。
そうすることで、別の切り口の問題であっても解ける確率が上がります。
同じ模試を受けて、
全く同じ点数だったとしても、
模試後の行動で確実に差が生まれます。
1年後には点数も偏差値も大きく差が開いているなんて珍しいことではないのです。
初めて受けた模試の5教科偏差値が44だった生徒が、
たった7ヵ月で偏差値57まで伸びた例もある。
44→52→57と上がっていったので、1発屋ではなく着実に伸びた事例。
本人に成績を上げたいという思いがあって、
些細なことでもよく質問してくれたし、
何より、月曜から土曜まで毎日欠かさず自習に来ていた。
用事がある日は1時間だけでもちゃんと来る。というのを徹底していた。
模試だけじゃないけど、解けなかった問題とどのように向き合うか。
解けないことにいかに危機感を持って向き合えるか。
それが成績を伸ばすカギだからね。
模試を受けた皆さんは、絶対に模試を有効活用してくださいね!
では(´▽`*)