中間テストを来週、再来週に控えた学校が増えてきましたね。
2学期は中間テストが実施されない学校もありますが、
実施される中学校の皆さんは、このタイミングで理解を深めることで確実に自分のためになります。
2学期はどの学年も超重要単元を学んでいますよ!
しっかりお勉強いたしましょう!
さて、
毎度、口を酸っぱくして伝えているつもりですが、
定期考査(中間・期末)の点数は『準備』で決まります。
定期考査の80点は全員が狙える点数です。
地頭の良さや実力は関係ありません。
100点を目指すとなると、先生からの挑戦状のような発展問題をクリアしたり、教科書の隅っこに小さく書いてあるような箇所からの出題でも落とせないので、深い知識や発展が解けるだけの理解度が必要になりますが、80点であればそれらの力がなくても到達できます。
50点、60点の人には耳の痛い話かもしれませんが、
定期テストでその点数は勉強不足であり、どう考えても準備不十分という評価です。
では、何をもって良い準備と言うのか?
最低限やるべきことは、テスト1週間前の時点で、テストの提出課題が終わっている状態にすることです。
当然ですが、
テスト勉強をしないことには、テストで良い点はとれません。
テスト課題の1周目を解く作業は、今の時点で「解ける問題」と「解けない問題」の仕分け作業です。
これはテスト勉強とは言いません。
例えば、
運動会でダンスの演技をすることになり、練習は1度だけ音楽に合わせて踊るのみ。
翌日の本番で良い演技ができると思いますか?
ミスも出るでしょうし、踊っている本人も見ている側も、辛い状況が想像できると思います。
音楽経験者ならこちらの方がイメージがわくかもしれません、
コンクールに出ることになり、課題曲を最初から最後まで1度弾いただけで本番を迎えました。
どんな状況なると思いますか?
本番は、途中で詰まって弾き直して、もう逃げ出したくなると思います。
提出課題を一通りやっただけでテストに臨むとは、これと全く同じことをやっています。
点数がとれなくて当然なのです。
課題の1周目が終わったところからが、テスト勉強の本番です。
1周目で解けなかった問題を何度も解き直したり、
解けたところも念のため2周、3周と繰り返して反応速度を上げましょう。
暗記物は反復あるのみです。
語呂合わせでも、こじつけでも、覚えたら勝ちというゲーム感覚でもいいと思います。
定期テストレベルであれば『解き方の丸暗記』で点が取れてしまう問題も多いですが、理解する努力はしてほしいです。
数学や理科ならどうしてこの式になるのか?もしもこんな場合はどう考えたらいいのか?自分が考える解き方ではどうしてダメなのか?
丸暗記ではなく、理解した人は実力問題にも手が出せるようになります。
テスト直前の1週間は、とにかく問題を解いて解いて解きまくる。
『テスト』=『文章を読んで大事なところに線を引くこと』なら、テスト勉強として教科書をひたすら読んで線を引けばいいです。
『テスト』=『要点まとめること』なら、まとめノートをつくる練習をすればいいです。
でもこれらは違いますよね?
『テスト』=『問題を解くこと』ですよね?
テスト本番と同じことをやってください。
一度解いたワークやプリントの答えを隠して、何度も何度も解く。
定期考査はテスト範囲のワークやプリントと同じ問題がたくさん出るんですから、この勉強はテスト本番で同じ問題と出合える可能性が高いです。
どんなに時間を使っても、練習メニューがズレていれば結果は出ません。
教科書に線を引いたり、ノートにまとめたり、頭を使わない楽な勉強をして、テスト勉強をしたつもりになっている人の点数は良いものにはなりません。
そこは気を付けてください。
こちらが飽きるほど言ってようやく「あ、それ聞いたことあります!」ぐらいの反応しかしてくれないのが小中学生だと思っていますので、最後にもう一度書いておきます。
定期考査(中間・期末)は『準備』で点数が決まります。
定期考査の80点は全員が狙える点数です。
地頭の良さや実力は関係ありません。
さぁ、中間テストに向けて、最大限の努力をしていきましょう!