中高生たちの実力テストの結果が返ってきておりますね。
夏休み明けの実力テストは、定期テスト以上に結果に差が出やすいテスト。
塾生の中でも、ガッツリ点を取ってくる人と、思いっきり削られてくる人に分かれるので、心穏やかではいられない今日この頃。
良かった人はいいんだけどね。誇らしげにテストを見せてくれてこっちも嬉しいし、問題はそうじゃない人だよ。いったい何と声を掛けたら、あなたに響くのか…(;一_一)
きっと保護者の方々も同じ気持ちのはず…。
タイトルの件ですが、
怒っても成績って伸びないんですよね。
※「もう一通り怒り終わりました。笑」という保護者の方もいるかもしれませんが。
以前、うちの松本先生が
「俺が怒って成績が上がるなら、教え方より怒り方の練習するわ(`^´)」
なんて話を塾生にしていましたが、本当にその通りで、
経験上、
テストの『結果』に対してガミガミ言っても、
びっくりするぐらい効果がありません。
一見、効果があったように見えるケースもありますが、
怒られて成績が上がる人は、
怒られる前に既に自分で反省ができている人。
だから実際は、
「怒った」 → 「成績UP!」
ではない。と私は考えています。
気持ちをぶつけてでも「今のままじゃマズイよ」という思いを伝えたい人は、
自分で反省ができない人や、
自分で反省をしない人なんですが、
こういう人にガミガミ言った時に一時的には反省した態度を見せますが、
根っこでは反省していなかったり、反省する理由がわかっていない時があります。
※そもそも点が取れないのは先生の教え方が悪いとか、この教科はテスト勉強をやってないから仕方ないとか、部活が忙しかったから仕方ないなど、頭の中では「できない理由探し」「自分を守る言い訳探し」でいっぱいの人もいます。
そんな自分と向き合おうとしていない人に怒ったところで…
怒っても疲れるだけで効果がない。
我が子の悪い点数を見て、
思わずガミガミ言ってしまった経験のある保護者の方も多いととは思いますが、
怒られているその瞬間はしょんぼりしている我が子。
でも、
次の日には、けろっとしてませんか?
早い子だと数時間後には、何事もなかった顔で過ごしていませんか?
それから1週間後には、怒られたことが嘘のような生活をしていませんか?
多くの中学生がそんな状況だと思います。
怒っても、ガミガミ言うても、人間なかなか変わりません。
『喉元過ぎれば熱さを忘れる』というやつです。
結果に対して怒るって、
「悪いテストを見せるのが憂鬱になる。」
ぐらいの効果しかない。
と私は思っています。
ですが、
「怒らない」のと「無関心」なのは全く別物です。
我が子の結果には興味を持ってほしい。
結果が出なかったことには必ず原因があります。
日々の学習かもしれませんし、
テスト勉強の仕方かもしれませんし、
テスト当日の立ち回りかもしれません。
テストを終えるまでの過程に、
何らかの問題があるはずです。
※結果がでない原因の十中八九は日々の学習ですが…。
爆発しそうな怒りを抑えて冷静に、
次のテストに向けて学習習慣の改善に力を注ぐ方が、
長い目で見ると効果が出ると思います。
例えば、
社会や理科の用語、国語の漢字、英単語などの暗記分野で点を落としているのであれば、
まずは定期的に暗記科目に取り組む時間を決める。というのもありでしょう。
「月・水・金の20時~21時は必ず社会ワークの確認問題を繰り返し解く」など。
具体的に決めた方が実行率は高くなります。
数学の計算で間違いがある人は、
速く正確に解くための計算のトレーニングの時間を設けたいです。
毎日バタバタしていて
我が子の学習習慣まで頭が回らなさそうな方は
スマホのアラームをセットしておくのがおすすめです。
毎日スマホのアラームが鳴ったら
「はい!今から1時間社会ターイム!やるよー!」
って言えますしね♬
毎日決まった時刻に勉強開始のアラームが鳴る家って、
家族で戦っている感じがしていいじゃないですか(*^^*)
学習習慣を改善したからと言って100%結果が出る保証なんてありません。
でも、こういうのって何か変わるんですよ。
この作戦はイマイチだったので、
次はこうしてみようか。って次に続くんですよね。
怒っても1週間後には元通り!
というやり方よりも、
何か変わる方向に持っていきましょう。
家で出来ないなら時間を決めて自習に来て勉強しましょう。
塾で授業を受けているだけじゃ成績は伸びません。
みんなと同じ課題だけじゃなく『自分のための勉強をする時間』が絶対に必要です。
1時間すればいい、2時間すればいい、ではなく
解けるようになるまでやるんです。
覚えるまでやるんです。
そこが成績向上のカギになります。
では、本日はこのへんで!