こんばんは。
塾長の一井です(´ー`*)
中3の入試を終え、ホッと一息。
受験を終えた塾生たちは、ここぞとばかりに羽を伸ばしているようなので、私も久々に銭湯に行ってのんびりしてきました~♫
あかねの湯(龍野)の露天にある、寝れる浅~いお風呂がめっちゃ気に入りました(´ー`*)
ちょっと前に流行ったサウナと水風呂に交互に入る「ととのう」もやってきました!
ふ~。いい汗かいたぜ~。
お風呂でボーっとしながら、今年度に悠学舎でスタートさせた戻り学習という制度について考えていました。
悠学舎の戻り学習。
簡単にいうと、希望者は
「いつでも下の学年の授業に入ってもいいよ。」
という制度だ。
最近入った人は知らないか。
中3が中2の授業を受けることができ、
中2は中1の授業を受けられる。そんな制度。
我ながら、めちゃめちゃいい制度を作ったつもりだったが、
全然うまく使えていないし、欲しい結果に繋がってない…(´ヘ`;)
何でうまくに使えないのか。
あーだこーだ考えた末、
2つの原因にたどりついた。
①授業を聞いたらわかる。→結局そこ止まり。
以前、中3の生徒で中2の授業に混ざって戻り学習を受けさせた子がいた。
戻り学習の単元は連立方程式の文章題。
結果、授業中は初めて習う中2よりスラスラ解けるし、数問すぐには答えが出せていない問題もあったが、授業を聞いたら解けた。と。
でも、その子が後日、実力テストで出た類題が解けたか?というと解けていない。
結局、授業中の「わかった。」で満足しているから、自分のものになっていない。ということだろう。
戻り学習で勉強しても「わかった」→「自分一人で解ける」→「ちょっと発展問題も解ける」この3つ目のレベルに仕上げないと結果にはつながらない。(基本問題レベルは、1学年上の実力テストでは出てくれないし…)
その単元を『本気でどうにかしたい。』と思っていないと、今習っていることと同時に、戻りで勉強したところを根気よく復習するなんてできないよなぁ。
②もっと前の段階でつまづいている。
例えば、三角錐の表面積が求められない中2がいたとしよう。
中1のおうぎ形を勉強する戻り学習に入っても、小学校で習う円の面積や円周の公式が頭に入っていない・分数の計算でミスが多発。それで戻り学習を受けたとて出来るようにはならない。
特に数学や英語は積み重ねの科目。
色んな要素が絡み合っているから、1単元だけ戻って学習してもダメなケースもある。
戻り学習。
絶対にめっちゃいい仕組みの一つなんだけど、
「戻りでやった○○の単元、出来るようになりました\(*´▽`*)/」みたいな嬉しい結果が出ていない。
誰かに強制させられて受けてもダメやということやね。
となると…
強化学習や普段の自習で、個別にわからない問題を質問してくれた方が、戻り学習に入るより効率よく理解できるか。
うん。そんな気もする。
質問してくれるということは「なんとかしたい。」「わかりたい。」という気持ちがあるし。
まだまだ改良の余地はありますが、
今年度も戻り学習に入りたい人は入れますので希望者は言ってね。
1年前に習った単元の授業をもう1回受けれるって普通はないから。
ただ「絶対に自分ひとりで、発展問題まで解けるようにしてやる!」という強い気持ちと授業後の復習が必須です。
どんな授業もそうですが、受けただけでは身に付くレベルにはなっていないし、
下の学年用の授業を受けただけでは、1つ上の学年の実力テストでは戦えないケースが多いです。
これが今年の戻り学習の反省だな。
今年度も塾生たちの成長に繋がりそうな思い付きはどんどんやっていく!