塾業界にいると、嫌でも聞こえてくる中1英語の悲鳴。
他県や別の塾で働く友人や取引先の人から、
「○△中の英語の平均点40点台だったんですよ。」
「今年の中1英語には、やられた塾が相当多いですよ。」
「中1の1学期の英語は90点以上が当たり前って時代は終わりましたよ。」
そんな恐ろしい声が聞こえて来て…
1学期のテストがすべて終わった今だから言うが、
正直なところ私もびびっていた(・ω・;)
塾生がわかっていないとかではなく、
中1の1学期、小学校を卒業して3ヵ月と経たない間に、
be動詞
一般動詞
肯定文
否定文
疑問文
助動詞can
頻度を表す副詞(often,always,usually)
冠詞(a,an,the)の使い方
疑問詞(what・who・when・where・how)
名詞の複数形
これだけの文法を使いこなすことを求められる新しい中1の教科書。
こんなに書いて、まだunit3の途中までである。
もちろん文法だけで英語ができるわけもなく、
ここまでに覚えないといけない単語や熟語表現は、優に150語を超える。
もうね。
こんなに勉強してしまうと、学校の先生のさじ加減でいくらでも難しく出来てしまう。
それこそ、平均点40点台って言われれも納得できるレベルの問題も作れちゃう。
期末テスト後、ある塾生からテストの問題用紙を見せてもらった時に、
裏面に副詞を置く位置。のメモがあった。
「always,often,usually などの副詞は、一般動詞の前、be動詞の後ろに置く。」
テスト返却時の解説で先生が説明していたらしい。
確かにテスト問題の英作にも副詞がいくつも出ていた。
塾でも「念のために教えとくね。」程度の気持ちで「般前be後」(この紙に書いてある内容)を塾生に教えていた。
念のためレベルだったが、
英単語を見て名詞・動詞・形容詞などの区別もほとんどついていない子が大半の状況で、今年の中1はここまでのレベルを求められていると思うとぞっとする。笑
(副詞の使い方なんてのは、中3でもわかっていない人がゴロゴロいる分野です。)
さて、
ここからは自慢話をさせてもらおう♫
そんな1学期の期末テストでしたが、
うちの中1、期末テスト全員80点以上取ったんです(*^^*)
別の塾の先生にも「すごいですね!レベル高いですね。」って褒めてもらったよ!
うちの中1たち、めっちゃ頑張ってるでしょ。
どやぁ(´▽`*)
うちは小さい塾ですから、
何十人もいるわけじゃないですが、小数精鋭でお互いを高め合って頑張っているのだ!
毎回の単語テストは必ず9割以上は取れるように準備してくる中1たち。
この1学期、英語の宿題忘れや授業の欠席が1度もなかった中1たち。
真面目に頑張れるキミたちの努力が、結果に繋がってくれてよかったよ(´ー`*)
本当にいいチームだ!
塾生が頑張ったことはもちろん、今年から中1英語の難易度が上がることに対して危機感を持ち、小6からの通塾を決めて下さった保護者の方々の行動力のおかげでもあります!
(今の中1は小6の後半から通ってくれている子たちばかり!)
とりあえず、どやぁ!って自慢はしましたが、
中1英語の山場はまだまだ続く…(・ω・;)
代名詞、三単現、不定詞と動名詞も2学期に出てくる…。
不定詞や動名詞は、旧教科書だと中2最大のつまづきポイントと言われる文法。
基礎が不安定な中1で登場させるなんて鬼だぞ。
全く油断できない( ̄ω ̄;)
また、この1学期によくわかったことがある。
それは「小6の冬から春休みまででコツコツ積み上げた英単語や文法知識の貯金がかなりの助けになった。」ということ。
中学入学後のたった3ヵ月で上記の文法理解と単語の暗記を定期テストで点が取れるレベルにまで仕上げるのは簡単なことじゃない。
中1の勉強を先取りして貯金をつくる時間は絶対に必要だ。
これは来年にもいかせる経験。
そんなわけで、
中1たちは、この夏は復習もするけど、ガンガン予習していくぞー!
夏休みにたっぷり2学期の貯金をつくっておくよ!