前からいる塾生には、偏差値60以上というのは、おおよそ上位16%に入っているということだよ。
という話をした事がある。
どんな教科であれ、偏差値60まで来たら、
35人クラスなら、クラスで5番以内に入った感覚かな。
自分のクラスにいる賢そうな子たち。
まさにその子たちがライバルになる。
授業中に発表する。
提出物は期限内に出す。
授業中の小テストはほぼ満点。
定期テストの点は80点以上が当たり前。
それぐらいの事は当たり前にこなす子たちがライバルになっていく。
そこから偏差値や順位を上げたければ、テストでこの子たちに勝つ必要がある。
「私、頑張ってます!」ぐらいだと、越えられない壁となって立ちはだかる。
基本的に偏差値で60を越えるような子たちは、当たり前のようにみんな頑張っているからそこで差はつかない。
今まで通り、与えられた課題をこなすだけで、
自分が解けそうな問題だけを解いていて、その子たちに勝てるのか?
今が偏差値58~60あたりで、その先になかなか進めない人は
今までの自分の考え方と決別する時期がきているよ。
学校や塾の宿題で、パッと見た感じ「これ面倒臭いやつだな。」とか「ちょっと難しそうなやつだな。」とかあるよね。
その時にね。
「あー。面倒臭いなー。」と思いながらも、何か答えを出そうと粘るか、
「あー。難しそうだなー。」と思いながら「わからんかったことにしとこ。」と思考を停止するか。
ちょうどそこが、キミと偏差値60以上組との壁なんだよ。
今、偏差値58~60あたりで、もぞもぞしているなら、原因はその意志の弱さだよ。
「発展問題も解けるようになりたい!」
そういう強い思いが必要だよ。
私たち塾の講師は、授業をしていると嫌でも気付く。
たぶん学校の先生も気付いてる。
生徒各々の
「スイッチが切れる瞬間」
「難しそうやから、私は解けなくていいモードに入る瞬間」
特に発展問題の解説をしている時は顕著に現れる。
本人は意識していないと思うけど。
目でわかるんよ。
姿勢に出るんよ。
そんな時、
スイッチが切れたキミの隣で、ギラギラした目の子がいるわけよ。
その違いって、やっぱり結果に出るんよね。
教室という小さな箱の中で、そういうことが起きている。
面倒臭そう。難しそう。そう思った時に、
「粘る!諦めない!」
そう心の中で強く思うこと。
その粘った経験の積み重ねが、発展問題と戦える力になっていく。
発展まで解けるようになると、
テストが終わった瞬間に「100点いったかも!」
そういう体験が増えてくるよ(*^^)v
※偏差値のイラストは武田塾のHPより引用
https://www.takeda.tv/myoden/advice/post-164787/