こんばんは
塾長の一井です(´ー`)
11月下旬から中学3年生の三者面談をスタートし、現在は面談をご希望いただいた方々との三者面談の真っ只中です。
足を運んで下さっている保護者の皆様、ありがとうございます。
面談を通じて保護者の皆様とお話ししていると、
「我が子を〇〇高校に必ず進学させたい!」という類の思いではなく、
「我が子には当たり前のことを当たり前にできるようになってほしい」
「目標を見つけて努力する姿を見たい」
「頑張る中で何かを掴んでほしい」といった思いをお持ちであると感じます。
私も同じ思いです。
全員が地域トップ校を目指すような塾を目指して、悠学舎をつくったわけではありません。
もちろん、生徒たちが努力の結果として偏差値の高い高校に進学することは私も嬉しく思いますよ。
しかし、私の根底にある思いとして目指しているのは、
塾生たちが、
勉強を通じて「小さな成功体験」を積み重ね、自信を持つようになることです。
自分で考えて行動し、自分の力で目標を掴む力を身につけることです。
勉強の内容よりも、そういった力が社会に出て役に立ちますから。
私からすると、勉強はそうした経験をさせるための道具の一つに過ぎません。
日々の学習やテスト、受験を通じて、社会に出てから役立つ多くの力を身につけてほしいと考えています。
たとえば、以下のような力です。
- 逆算思考:目標から逆算して計画を立て、それに基づいて行動する力。テストで高得点を取れる生徒は、自然とこの思考ができています。この力は社会人になってからも非常に役に立ちます。
- コミュニケーション力: 不明点を質問したり、自分の意見を伝えたりする力。自分勝手な判断をせず、適切なタイミングで質問や相談ができる力は、社会に出ても必要不可欠です。
- 責任感と信頼感:遅刻や欠席をしない、提出物や課題を必ず期限内に仕上げる、といった姿勢は信頼感につながります。これは「当たり前のことを当たり前にできる人」の強みであり、大人になってからも大切です。
- 要点把握力:話や文章の中で重要なポイントを見抜きそれを理解する力。情報を整理したり、結局のところ何が言いたいのかを汲み取る力は、社会に出ても必要な力です。
- コツコツ努力する力: 小さなことを地道に積み重ねる忍耐力。不器用であっても、努力し続ける人は必ず周囲から応援される存在になります。
これらの力を身につけていくと、自然と成績も向上します。
その結果、現在の成績よりも上の高校を目指すことにもつながります。
◆『きちんと』『当たり前』の基準をあげよう
「学歴がすべて」とは思いませんが、会社員として働いていた頃、大学生アルバイトを採用・育成していた経験から感じたのは、学歴と『当たり前の基準の高さ』には一定の相関があるということです。
学歴が高い人ほど、責任感や計画性、コミュニケーション能力といった社会人としての基礎力が備わっていることが多いと感じたのが本音です。
採用した学生の中には、遅刻や無断欠勤、提出物の不備、報告連絡の遅さなど、社会人として基本的なことができない大学生も一定数いて「〇〇大学の子はアカンわ。もう採用せん。」なんて思ったことは一度や二度ではありません。
とてもフワッとした言葉ですが、
これらの学生たちの違いは、
きちんとやる
の『きちんと』のレベルが雲泥の差なのです。
だからこそ、
塾生たちには早い段階で『きちんと』の基準を引き上げてほしいと思います。
中学生の今、高校生の今、基準を引き上げてほしいのです。
大人になってからはなかなか直りません。
基準を引き上げようと努力した結果、学歴がついてこればラッキーです。
たとえ学歴が伴わなくても、
「おっ!コイツはちゃんとしとるわ。採用してよかった。」
「ええ後輩が入ってきてくれた。当たりや!」
塾生のみんなには、そう思ってもらえる人間になってほしい。
『きちんと』ってなんやねん。と言うと、
「通知表で5をもらうにはどうすればいいか?」を考えてもらうのが中学生には一番イメージしやすいと思います。
テストで高得点を取ったり、
提出物を期限内に質の高い状態で仕上げることなどになるのですが、
結局のところ、上記の1~5の内容を強化していくことと同義です。
これらこそが社会人としての「きちんと」にも直結しています。
私は、表面上は勉強を教えているけれど、
社会に出て困らない人になってほしい!
という思いが根底にあるんだよ。
きちんとの基準を上げて、
成績も上げていこう!
それでは( `ー´)ノ