こんにちは
塾長の一井です(^^)
算数が苦手だという小学生で、
「計算はできます。文章題が難しいんです。図形が難しいんです。」
そう思っている人は多いと思います。
塾でも多くの生徒が「計算はできます!」と答えます。
しかし、『小テスト』として実際に解いてもらうと、20問のうち数問は間違えてしまう人が少なくありません。
たしかに、ほとんどの問題は解けています。
ほとんどは・・・。
ただ、その中に“見逃せないミス”が含まれていることがあります。
たとえば、
・かけ算の筆算で、かけ算自体ではなく「繰り上がりのある足し算」でミスをする
・わり算の筆算で、「繰り下がりのある引き算」でミスをする
といったケースです。
「解き方がわからない」のではなく、“足し算・引き算の精度”に課題がある状態です。
解き直せば正解が出せるので、
できないわけではない分、危機感が薄く、かえって厄介な状態とも言えます。
小学校の算数でつまずく子どもたちの多くに共通しているのが、この「基礎計算の甘さ」です。
■ なぜ「基礎計算」がそんなに大事なのか
小学5・6年生になると、割合、速さ、比など、一気に難しい単元が増えてきます。
これらをスムーズに解くために欠かせないのが、足し算・引き算・かけ算・わり算といった基礎計算力です。
例えば、小学5年生は今、体積(図形)の学習をしています。
「縦 × 横 × 高さ = 体積」という公式に当てはめて計算しますが、
8 × 12 × 7 = 、5 × 4 × 15 = と正しく立式できていても、計算で間違える人もいます。
たしかに、あと一歩のところまで来ています。
しかし「惜しい」で終わらせている限り、間違いは減りません。
その状態でテストを受ければ、当然点数は伸びません。
そうなれば、結果として、「算数が苦手」「図形難しい」と感じてしまいます。
本当の原因はその単元ではなく、“基礎計算にあるのに” です。
早い段階で基礎計算を固めることが、「算数が苦手」から抜け出すための大きなポイントです。
小5や小6になると、そもそも立式が難しい問題も増えていきます。
正しい式を立てるために十分に頭を使って、式ができれば後は解くだけ。(手が勝手に動く)
というのが理想です。
■ 小テストでコツコツ鍛える
悠学舎では、授業の冒頭で小テストを実施しています。
対象は小学生だけではありません。
中学生も、1学期は基礎計算がテーマとなるため、4月は計算中心の小テストを行っています。
中1は正負の計算
中2は連立方程式
中3は展開と因数分解
どの内容も、小学生のうちに身につけた基礎計算の精度が大きく影響します。
基礎計算は「考えなくても正確にできる」状態まで引き上げていく必要があります。
計算が速く正確になると、難しい問題に使える時間と集中力が増えます。
結果として、テスト全体の得点アップにもつながります。
ちなみに、
「2桁の足し算・引き算であれば、筆算をして答えが出ればいいのでは?」という意見もありますが、
小学5・6年生で、2桁の足し算や引き算を筆算しないと解けないのであれば、基礎計算が十分とは言えません。
繰り上がりや繰り下がりが弱い子は、2桁の計算を暗算で正確に処理することができない場合が多いです。
今は暗算で解けない子も、暗算で解こうとすると、嫌でも繰り上がりや繰り下がりを意識することになります。
この“意識する過程”こそが、計算の精度を高めていきますし、頭に適度な負荷をかけていくことで、できることが増えていきます。
まずは、2桁の足し算・引き算は筆算に頼らず、正確に答えが出せる状態を目指しましょう。
今は、計算力を鍛える手段はいくらでもあります。
特別な教材を用意しなくても、計算アプリなどで十分にトレーニングできます。
かけ算やわり算は、桁が大きくなれば結局は足し算・引き算の積み重ねですから。
だからこそ、まずは土台である足し算・引き算の精度を徹底的に高めること。
算数が苦手だと感じている人ほど、2桁の足し算・引き算から見直していきましょう。
それでは、本日はこのへんで(・ω・)ノ

