こんばんは。
悠学舎 塾長の一井です。
冬の面談シーズンに入り、生徒たちや保護者の皆様と膝を突き合わせてお話をさせていただいております。
そうした中で、改めて痛感することがあります。
それは、ほぼ全員が勉強を「やろうとは思っている」「頑張ろうという気持ちはある」ということです。
もっと大きな規模で見ても、100人の中学生がいたら、80人くらいは「次のテストはもっと頑張ろう」と思っているのではないでしょうか。
厳しい言い方をしますが、「思っている」だけでは、何にも変わらないのです。
人気漫画の『ONE PIECE』で主人公のルフィが「海賊王におれはなる!」と声高らかに叫んで、「なろうとは思っている」と、ずーっと最初の島から出ていかないような話だったら面白いですか?
ハイキューのようなスポーツ漫画で、「もっと強くなりてぇ…。」と言う主人公が、「練習しようとは思っる」「でも…だって…」と、うじうじしているだけの漫画だったら読みますか?
「思っている」止まりだから、現状は何も変わらない。
むしろ、受験生のように周囲が努力を加速させる時期であれば、成績が下がってしまうことさえあります。
もし、あなたが本気で変わりたいと願っているのなら、
その「思っている」だけで止まっている状況を、もっと重く受け止めなければなりません。
🔑 なぜ「やろうと思っているだけ」で終わってしまうのか?
どうすれば、この「やろうと思っているだけ」の状態から抜け出せるのでしょうか。
その事実とはしっかり向き合わないといけないと思いますよ。
あなたの「行動できない原因」は何でしょうか?
1. 具体的に何をするか決まっていない
「具体的に何をするか決まっていないから、動けていない」という人は、毎日やることを明確に決めてみましょう。
① 問題集: 〇〇のワークを1日4ページ進める。
② 暗記: 英単語50個を、単語を見てスラスラと全部の意味が言えるまで繰り返す。
など
2. すぐに休憩してしまう
「やろうと思っても、すぐに休憩してしまう」というのであれば、環境を変えることです。
- 集中を妨げるものを遠ざける: 自分の部屋から、マンガやゲームなどの遊び道具を全部、他の部屋に移動させる。
- スマホ対策: 毎日〇時~〇時は、スマホを親に預ける。
3. 家でやる気のスイッチが入らない
「そもそも、家で勉強のスイッチが入らない」というなら、居場所を変えることです。
- 毎日〇時から〇時は、塾の自習室に来る。
🗣️ 周囲があなたに本当に求めていること
「勉強をやろうと思っている」という言葉を、あなたの周りの人は求めていません。
あなたを応援している周りの人の正直な気持ちとしては、
「思ってるだけじゃなくて、行動で示して。」
だと思います。
そして、あなた自身も「思っているだけじゃ意味がない」とわかっているはずです。
その「思っているだけ」の状態と本気で向き合い、自分なりの打開策を見つけ出して行動に移した人こそが、結果を変えていけるのです。
「思っている」で終わらずに、何かを変えてみましょう。
中高生の皆さんは、小さなきっかけで、1年後、2年後の自分がガラッと変わる可能性を秘めているんです。
ここから、一人でも多くの塾生が変わってくれることを期待しています(´▽`*)

