こんにちは
塾長の一井です。
先日、書店で立ち読みをしていて、塾生に読んでほしいな~。
と思った本があったので買ってきました(*’▽’)
それがこちら↓↓↓
『15歳の人生攻略本』(幻冬舎)
なぜ私たちは学ぶのだろう?
なぜ”学校”で学ぶのだろう?
なぜ私たちは”働く”のだろう?
などの疑問に対して、
名言とセットで著者の考えが書かれている、非常に読みやすい一冊です。
「何のために勉強するのか?」
という疑問は、誰もが抱いたことがあるはず。
周りの大人に聞いても「返ってくるのは腑に落ちない答えばかり」ではないでしょうか。
私自身も、日本に住んでいて英語なんて勉強する意味ある?社会の歴史とか覚えて何になるの?数学の証明なんか大人になって使わんやろ。
なんて本気で思っていましたし、文句も言っていました。(英語とか社会の暗記とか大嫌いだったので余計にそう思っていました。笑)
大人の「答え」を聞いても全くピンと来なかったな~。
当時は本気でそう思っていましたが、
社会に出て働いたり、日本を飛び出してみたり、こうやって自分で塾を始めたり、様々な経験を通して気づいたことがたくさんあります。
学生の頃の私は、圧倒的に知識も経験も想像力も足りなかったですね。
身近な人の正論は、素直に受け取りにくいのが普通なので、書籍に書かれている内容の方がスッと心に届くこともあるんじゃないかな~と思いもあり、塾の本棚に置いてみます。笑
本の中で私が個人的に気に入った部分を3つご紹介します。
【その1】
『自由になるために学ぶ』という考え方。
本の中に、学ぶことによって自分の頭で考えることができるようになり、それによって精神的な意味での自由を得ることができる。といったような記述があるのですが、これはすごく納得できましたね。
学ぶことによって、
自分が属する集団のノリに不本意ながら付き合うような状態、大人や先生の押しつけに嫌々ながら従うような状態 ― そういう状態から脱することができる。
「精神的な意味での自由」って確かに学びの先にある気がします。
【その2】
若い頃にする勉強で獲得できるのは知識だけではありません。学びのコツも習得できます。実は学校で学ぶのは知識だけではなくて、学び方も学んでいるのです。…【中略】…中学や高校に通っている間に基礎学力と、学び方のコツを身につけた人は、一生涯、独力で学び続けることができます。
この箇所も私の好きな部分でしたね。
将来、何かを学ぼうと思い立った時に学びの型があった方が学びやすいものです。
『悠学舎』という塾名は、学びというものは一時のものではなく、いつまでも学び続ける人になってほしい。という意味を込めて名付けました。
塾生の皆さんは、これからもずっと学び続ける人になってほしい。
大人になっても学び続けている人は、前向きで魅力的な人が多いです。
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、自分がそういう人間になれば、同じような人に出会えます!
【その3】
読書の良さに触れている項目もあり、
家庭で生活を通して得られる知識〈家庭知〉と、学校で獲得する知識〈学校知〉は、自分に偶然与えられたものであるのに対して、読書によって得られる知識〈読書知〉は自分が自由に選ぶことができるのです。
親と教師は選べない、でも本を読めばその著者を師とできる。そんな内容ですね。
私自身も、読書によって世界を広げることができた一人なので、この考えにはとても共感します。
あの時、あの本に出合っていなければ、今の自分はいなかっただろうな。なんて本が数冊あります。
読書には価値観を広げる力がありますよ。
書籍の後半は「働く」というテーマが中心なので、少しイメージしづらいかもしれませんが、前半を読むだけでも学びがあって面白いと思いました♪
私は、本は読みたいところだけを読んでもいいと思っています。
一部を読むだけでも、新しい考えに触れることができるかもしれませんからね。
しばらく教室の本棚に置いておきますので、興味がある人は自習中の休憩タイムにでも手に取ってみてください♪
では、本日はこの辺で(・ω・)ノ