こんばんは
塾長の一井です!
先日、中3から進路の相談を受けていた時に、各高校の国公立大学への合格実績の話題が出たので久々にまとめ直しました。
ご興味ある方はどうぞ!
※各高校のホームページの進路実績を参照
国公立大学とは言っても難易度はピンキリですが、それでも学年の何%程度が現役で国公立大学に合格しているのかを知っておくことは進路選択のヒントにはなるでしょう。
※旧帝大や医学部の合格実績なども知りたい方は、各高校のホームページをご参照ください。
『国公立大学への合格率が高い』=『共通テストで必須となる6教科8科目を学ぶ土台が整っている証拠』
と考えることができます。
ただ、私はこの数値だけで終わるつもりはありません。
多くの中学生の勘違いをここで正しておきたい!
高校生の学力が、
西高生 > 東高生 > 姫高生
といった高校の偏差値順になっていると思っている人が多いのではないでしょうか?
ですが、実際のところ必ずしもそうとも言い切れません。
下記に令和6年度の国公立大学の合格実績のグラフを貼ります。
私が注目してほしいのは青いグラフの部分。
例えば、西高に91人、東高に95人、市姫に122人、国公立大学には合格できなかった人たちがいます。
国公立大学に挑戦した結果、不合格となってしまった人も含まれていますが、この中には高校で勉強を頑張らなかった人や、高校での学習に挫折した人もいるのです。
高校生たちの模試の結果を見ていても、
西や東で学年下位を彷徨っている人が、市姫や飾西の生徒に負けていたり、
市姫や飾西の中間層が南高の上位層に負けていることなんて珍しいことではありません。
(高校生は学校が異なっても同じ模試を受けるため、全国偏差値で容易に比較ができます。)
高校受験で自分が望む環境や仲間を手に入れても、決してそれはゴールではない。
その先がちゃんとあるよ。ということ。
地域のトップ高ではなくとも、高校入学後にたくさん勉強して力をつけて国公立大学合格を勝ちとっている人もいる。
現に昨年は、琴丘高校から現役の一般入試で京都大学に1人、神戸大学に2人合格しています。
京大なんて西や東にいても現役で合格できる人はほとんどいませんからね。
中学生の頃はテストで勝てなかった人たちに、大学受験で逆転しているいい例です。
高校3年間、周りに流されなかった人たちです。(琴丘で周りと同じ生活をすると青色の方に入っていたはずです。)
高校受験はただの節目であり、学習の通過点の一つでしかありません。
だからと言って、受験が大事じゃないと言っているわけではないですよ。
一生その高校名を背負って生きていくわけですし、
偏差値の高い高校の方が学習環境は整っていますし、自主性に委ねられて校則が緩い場合も多いので、比較的自由に過ごせます。
精一杯の努力をして上の高校を狙う価値はあります。
今の時期、志望校選択で悩んでいる中3生もいるので、私が言いたいこととしては、
「高校選び」=「環境選び」だと私は考えていますが、
ベストな環境でなくとも、自分の努力次第で道を切り開くことはできる。
ベストな環境を選んだつもりでも、自分にとってはベストではない場合だってある。(周りが賢すぎて自信喪失・燃え尽き症候群・想像していた高校生活と異なるなど)
縁があって入学した高校でどのような生活を送るかで、将来の進路は大きく変わる。
それが実態なので、
まずは12月の実力テストが終わるまでの1ヵ月間は、ごちゃごちゃ悩まずに精一杯やろう!
そして、精一杯やった結果、評価された内申点と自分の実力で勝負する高校を考えよう!
そんなところですかね。
途中からは進路実績から話が逸れて、中学生へのメッセージになりましたが、知っておいてほしいので書きました!
では、本日はこの辺で(´▽`)
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