【姫路市の学習塾】悠学舎 英賀保駅前校
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2024年10月3日
塾長のつぶやき

友達付き合いの幅を広げるのが難しい時代だ

こんばんは
塾長の一井です。

本日は勉強とは直接関係のない、独り言のようなブログです。

先日テレビをつけた時に、不登校児童の割合が過去最多を更新し続けているというニュースを見ました。

前々から知ってはいましたが、気になってしまう話題です。

根深いな…と思うのは、不登校の原因の多くが、不安や抑うつなどの「メンタル面」なんですよね。

悠学舎に通ってくれていた人の中にも、途中で学校に行けなくなって塾を辞めてしまった人もいますし、個別指導塾で働いていた頃は学校に行けていない子もたくさん指導をしていました。

あの子たちは今どうしてるのかな?と思うことはあります。

悠学舎はひと学年10人程度のクラス。

学校の教室に比べたら少ない人数ですが、

それでも休み時間になると小さな集団がいくつか形成される。

塾で馴れ合いは必要ないとは思いますが、1人になっている人がいると気になるものです。

休み時間もそれなりに楽しく過ごしてくれたら嬉しいな。と思うのが私の本音。

1人の子がいたら、共通の話題を振っていい感じに輪に入れれないかな?

なんて画策する時もあるのですが、

今の子供たちは、昔に比べて”共通の話題”が少ないと感じます。

1つの要因として、

今の子供たちはテレビを見ない子が多い。

これは今と昔の非常に大きな違いだと思う。

一昔前(youtubeやインスタなどがなかった頃)は、リビングでダラダラしているとテレビが付いていて、嫌でもそれが目に入っていた人が多いのではないでしょうか。

本人が見ようと思うかどうかは別として、家族の誰かが見ていて勝手に情報が入ってくる環境。

チャンネルも片手で数えれるぐらいしかないし、流行りの番組はみんなも見ていたし、見ている番組はかぶる。

私の時代は、

それこそ旬のドラマだったり、バラエティの

SMAP×SMAP、ごっつええ感じ、電波少年、めちゃイケ、学校へ行こう、Mステ、伊藤家の食卓などなど、この辺の話題を出せば、クラスの誰とでもそれなりに会話ができた。

クラスが変わったり、席替えをしたり、班が変わっても、テレビという共通の話題があった。

とりあえずは、ほとんどの人と話せるネタがあったのが私の時代。

でも、今の子供たちは全然違う環境にいるよな。なんてことを思う。

空き時間は、各々が好きなコンテンツ(動画・SNS・ゲーム・漫画・アニメなど)を楽しむ。

テレビを見るとしてもTVerやNetflix、Amazonプライムなどで、見たいコンテンツを選んで見る。

テレビを見ない子が多いので、芸能人よりもYoutuberの方が知名度が高い今の時代。

膨大なコンテンツの中から、自分が好きなものを見つけてそれを楽しむ。

そして、学校では「共通の好き」を持った友達とつるむ。

これが何を意味するかというと「共通の好き」がなければ居場所がないということ。

孤立する。

だって共通の話題がないんだもん。無理もない。

部活動という共通点があったとしても、

同じ部活=仲良しとも限らない。

一昔前に当たり前にあったテレビの存在って、

友人との共通の話題作りの意味合いで非常に大きな役割をしていたんじゃないかと思う。

「テレビばっかり見て!」って言われるような悪役としての一面もあったけれども、

新しい友達をつくるきっかけの一つだったんじゃないかな。

これだけ膨大な量のコンテンツがある今、

好きなものなんて十人十色なんだから、

どう考えても「友達の好き」と「自分の好き」がかみ合わない子も出てくる。

周りより少し早く精神的に大人になってしまったら、同級生が騒いでいるものがガキっぽく見えると思うだろうし、逆もしかり。

「共通の話題」を話せる友人がいなければ学校って楽しくないだろうな。と思う。

いじめられてるとか、ハブられてるとかじゃなく、本当に話をする子もいないし、楽しくないし、行く意味ある?って思う子もそりゃ出てくるわ。

勉強だけが楽しくて学校に行く子はなかなかいないと思うし。

学校の友達を作るために、自分が好きでもないコンテンツを見るのも変な話だし、もうどうしようもないか…。って。

で、学校の同級生と「共通の好き」がなければ、向かう先はネットの世界にいる年代は違うけれど「共通の好き」を持っている人たちになる。

これは必然とも言える。

自分をわかってくれる人とネットで繋がることができる。理解してくれる人がいる。

知り合った人が自分より年上だったり、大人だったりすると、知らない世界を見せてくれる存在。

自分と「好き」が合わない同級生よりも魅力的に映るだろう。

そうなったら、余計に学校に行く必要性もなくなる。

SNSでの繋がりは問題に発展することもあるので十二分に気を付けないといけない部分ですが、そういう方向に進んでしまう人がいるのは理解できるような気はします。

何か劇的な解決策を提示するようなことはできませんが、

不登校の子が増えている問題、難しい問題だな・・・。

そんなことを思ったので、独り言を書きました。

本日は以上です。では!

   

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