こんにちは
塾長の一井です。
本日は『卵が先か鶏が先か』のようなお話です。
中学生や高校生で
『授業で習っていないから解けない』という人がいます。
何らかの事情で欠席したという場合もあるでしょうし、重要度が低い・授業の進みが悪いなどの理由で先生が説明を省略している場合もあるでしょう。
私としては
『授業で習っていないから解けない』というのは思い込みです。
その思い込みは、今この瞬間に捨ててください。
そう強く思います。
本気で何とかしようという気があって、
教科書とワーク1冊が手元にあれば、
授業を受けていなくても問題は解けるようになります。
これは断言できます。
そもそも『授業で習っていないから解けない』と本気で考えているのであれば、
「自分がいつ問題が解けるようになっているのか」を理解していないと思います。
先に断っておくと
「授業を聞いているときに出来るようになっている」わけではありません。
その答えとしては、
『問題を解くから、問題が解けるようになる』です!
ん?
何を言ってるの?
って言葉ですが、大真面目に言っています。
大事なことなのでもう一度、
問題を解くから、問題が解けるようになるんです!!!
授業を聞いているから解けるんじゃなくて、
授業中や宿題で実際に問題を解く過程で解き方を覚えているのです。
例題を真似して解いてみる、
違っていたら解説と自分の解き方を見比べて修正する。
そうやって実際に解きながら覚えていくことで解けるようになります。
そのため、いくら授業を真面目に聞いていても
授業中や家で『例題や問題を解くのを禁止します』ということになれば解けるようにはなりません。
そんなことはあり得ませんけどね。笑
面白くて分かりやすい日本を代表するような講師の授業だったとしても、
「めっちゃ分かりやすかった!(出来る気がする!)」
と感じるだけで、
実際に手を動かして問題を解かない人は、出来る気がする止まりです。
実際は解けません。
映像授業で有名な某予備校に高いお金を払って成績が上がらない人は、漏れなくこのパターンでしょう。
ちなみに、授業から得られるメリットは、
『重要度の違いがわかるので学習に強弱をつけることができる』
『教科書に載っていない解き方や豆知識を学ぶことができる』
『躓きやすいポイント・注意すべきポイントを知ることができる』
ということだと私は考えています。
例えば、単元1~単元5までがテスト範囲になっていたとして、
授業を一度も受けずに独学で勉強した人も、100点がとれる可能性はあります。
テスト範囲は決まっているわけですから。
ですが、
授業を受けている人の方が100点がとれる可能性は高いと考えます。
なぜなら、授業をしている人がテスト作成者(またはその関係者)だった場合、その人が発する言葉には思いがあるからです。
「この単元は大事だからよく聞いてください。」
「この問題は間違いやすいので、気を付けて解いてください。」
「ここテストに出します。」
「今日の内容は、この部分だけは押さえておいてください。」
テスト作成関係者の授業には、出題に関するヒントがたくさん転がっています。
全部満遍なく勉強するのではなく、特に力を入れて学習すべき場所もわかります。
ここが理解できれば、一つ前の単元の内容も同時に理解できる!みたいな場所もあるわけです。
強弱をつけた勉強ができれば、テスト勉強の時間が限られていても結果に繋げやすくなります。
高得点を目指す上で授業を受けることは情報の宝庫ではあるものの、
『習っていないから解けない』が思い込みだとわかって頂けたでしょうか?
問題を解くから、問題が解けるようになる!
一見矛盾していますが、多くの中高生たちにとってこれが真実です。
教科書とワークを相棒に、
問題を解きながら、定着させていきましょう。
では、本日はこのへんで(・ω・)ノ