こんばんは。塾長の一井です。
ようやく春らしい陽気になってきましたね(´▽`)
余談ですが、私は週1回テニスのスクールに通っております。
いつも学生の前で偉そうにしている私も、スクールでは生徒として指導を受ける立場。生徒の気持ちも忘れない日々を過ごしております( `ー´)ノ
そのスクールのコーチとの話で”勉強もスポーツも一緒ですね。”と思ったことがありましたので小ネタとしてブログに。
先日、コーチがレッスンの休憩中にジュニアの強化チームの練習に同行した時の話をしてくれました。
コーチは、近畿大会や全国大会に出る上手な子たちが、何か特別な練習をしていることを期待していたそうです。
ですが、実際に練習が始まってみると練習メニューは私たちがスクールでやっているものと大差なく、とにかく基礎を徹底した練習だったようです。
それを目の当たりにして、練習メニューに凝るというよりも、何を意識して練習するか、どんな心待ちで練習するかが大事ってことですよね。と話されていました。
また、
全国で戦う子たちと、
近畿大会どまりの子供たちとの一番の違いは
『1回で指示が通るかどうか。』
だとおっしゃっていました。
この話は私にめちゃくちゃ刺さりましたね( ゚Д゚)
全国出場メンバーのコートでは、
練習メニューの指示に対する聞き返しがほとんどなかったそうです。
それに比べて、
近畿大会どまりのメンバーのコートでは、
説明中に聞き返しがあったり、
4球打ったら交代と指示をしているのに2球で交代する子がいたり、
格好つけた余計なプレーをしたり、
時計回りに動いてと指示をしているのに反対に回る子がいたそうです。
コーチは練習に同行していて、
技術の差以上に、そういう部分に大きな差があると感じた。
とおっしゃっていました。
結局のところ、
スポーツの世界でも、
上へ上がっていく人たちは、一言一句聞き逃さない気持ちで人の話を聞き、集中して練習に励んでいる。
どんな分野でも
上にいる人たちは、
もともと技術が高いから上にいるわけでなく、
その瞬間、瞬間を大事にして、
集中して練習をしている。
結果的に技術が向上し上へ上がっていく。
そう考えてみると、
話の内容を正確に理解する力
言われた通りに実行する素直さ
物事に集中して取り組む力
これらの力を伸ばすことで、
『技術は後からついてくる』という考え方がしっくりきますね。
『一芸に秀でるものは多芸に通ず』
こんな言葉があるのも、
どの分野も根っこにあるのは技術や能力じゃないよ。ってことなんでしょうね。
人間は言葉で情報を得て、言葉で考えて、言葉で理解する。
我が子が、
人の話をよく聞いて、
かつ、内容を正確に理解できるだけの力をつけてあげること、
それは親子の会話で育んでいけるものかと思います。
大変ですが、頑張ってみる価値はありそうですね。
本日はコーチの余談をお送りいたしました。
では(/・ω・)/