公立高校の一般入試まであと5日。
片手でカウントダウンができるところまで来てしまいました。
受験生のみんな、ラストスパートですよ。
今日勉強したことが入試本番に出るかもしれない。という気持ちで取り組もう!
一方で、春の面談シーズンでもある今日この頃。
面談の中で聞き捨てならない言葉の一つとして、
『勉強のやり方がわからない』という言葉があります。
保護者の方から言われるのは百歩譲って仕方ないとしても、
塾生の口から出てきた時には・・・(`ΦДΦ)クワッ
日々、学生と向き合っている立場から言わせてもらうと、
テストの点が悪い理由はものすごくシンプルで、
ただの勉強不足です。
学習の絶対量、
知識量、
反復回数が足りていないんです。
勉強のやり方うんぬんの前に、そもそも色々と足りていない。
ワークを1、2周したぐらいで完璧になる人なんてうちの塾には一人もいませんし、
暗記が得意な人がいれば苦手な人もいる、
数学や理科の論理的な考え方が得意な人もいれば苦手な人もいる。
自分の弱いところ・苦手なところは、
時間を使って、何度も繰り返す中で理解を深めていくしかないんです。
特別な何かを持っている人なら話は変わってきますが、
「勉強のやり方がわからない」という人でも、好きな漫画・アニメ・アイドル・ゲームのキャラクターの情報などは信じられない程、頭に入っているじゃないですか。
難しい漢字のキャラも正しく漢字で書けるし、カタカナの名前や地名もしっかり暗記。
記憶する力はあるんですよ。
その力を勉強の方に割いていないだけで。
『好きなものなら頭に入るんですが…』
あたかも自分だけの特徴のように言いますが、それは誰でも一緒です。
勉強ができると言われている人たちも
「好きなもの=勉強」ではありません。
興味のないものは簡単には頭に入りません。
好きなことを我慢して学生の本分である勉強に時間を割いているんです。
やり方を模索するのは構いませんが、
楽して簡単に高得点がとれる勉強法なんてないですよ。
もしも我が子が家で「やり方がわからない」言うことがあれば、
詰められたり、怒られるのが嫌で、
成績が悪いのは自分のせいではないと、
言い逃れをしたくて言っているだけです。
(きっとテストや成績が返却されてきたタイミングで発生する会話だと思います。)
親は真に受ける必要はなく、
「やることやってないだけでしょ。」
「そもそも勉強量が足りてないんでしょ。」
と一蹴してもらって構いません。
間違っても
「じゃあ塾の先生に聞いておいで。」なんて逃げ場は与えないでください。
それは子供からしたら「言い逃れ大成功」ですから。
(ふぅ~。これで説教も終わりだぜ♪)
それで塾に聞きにきたところで、
我々は、楽して簡単に成績が上がる夢にような勉強法なんて教えられませんし、
塾ではテストの度に、耳にタコができるほど『テスト勉強のやり方や注意点』の話をしているので、今更何を言うとるねん。って話になります。
ですので、うちの塾に通っている生徒で「勉強のやり方がわからない」なんてあり得ません。
少し棘のある表現になった部分もありますが、
十分な勉強量なしには、成績も上がりませんし、
小手先だけのテクニックでは実力問題は解けません。
勉強のやり方を疑う前に、
私生活を振り返って、
どうしたら学習時間を増やせるか、
反復回数が増やせるか、
何が学習の邪魔をしているのか。
そのあたりと真剣に向き合った方が、意義があると思いますよ。
では、本日はこの辺で(・ω・)ノ