こんばんは。
塾長の一井です。
本日は英検の2次試験でしたね。
悠学舎からも多くの塾生が試験会場に向かいました。みんなしっかりと受け答えが出来たのだろうか(・ω・;)
心配だ…。
さて、本日は習い事について。
先日テレビを見ていて、少子化関連のニュースで習い事業界が子供の取り合いをしているという特集がされていました。
あの進研ゼミで有名なベネッセHDが経営の立て直しのために上場廃止を選ぶ時代ですもんね…。
他人事じゃない(・_・;)
塾もそうだな~。なんて思いながら見ていて、
その特集の中で、
「生徒様に長く続けていただく工夫」みたいな内容に違和感を持った私。
習い事って楽しくないと続かない。
それはわかる。
でも…
「楽しいだけ」じゃダメじゃない?
そのニュースを見ながら、
通っている子供たちに辞めてほしくないから、
子供様を生み出している教室やスクールが増えてるんじゃないか?なんて思った。
悪い意味で、子供を大事に大事に扱って飼い殺しにする環境。
叱って辞められたら困るから叱らない。
課題が負担で辞められたら困るから課題は出さない。
宿題や練習をしてこなくても注意しない。
など。
習い事に通わせることで子供の成長を願う親の気持ちをよそに、
「通っている子供たちが楽をできる仕組み」はいくらでも作れると思った。
『楽しい』と『楽』は違うと思うし、
楽なだけの環境は成長の機会がない。
子供の時期は、私たちが予想しいてる以上に多くのことを吸収できるので、適度な負荷を与えることは経験・成長の面で必要だと思う。
うちの塾の場合は、
宿題や日々の小テストの準備など、
塾生としてやるべきことをきちんとやった上で、
「楽しい」と思って塾に通ってくれたら最高だと思っている。
そこに成績アップがついてこれば言う事なしだけど、学習内容の習熟スピードには個人差があるし、成績がずっと上がり続けるなんてことはないので、やるべきことをやった上で楽しく通えていればひとまずOKかな。
塾の時間になって宿題が終わっていないとき、
小テストの準備ができていないとき、
「やっばー。どうしよう・・・。」
宿題をやっていない日や忘れてきた日は
「居心地が悪い・・・。」
「自分だけ授業の輪に入れていない感じがする・・・。」
そう感じてほしいし、そう感じるべきである。
そんな日に塾が楽しいと思って来たらダメだ。
再テストがあるとき、
「あー。憂鬱だ・・・。合格できるかな。」
そう思いながら塾に来ればいい。
そんな状況でもちゃんと塾に来て、
嫌な気持ちも経験して、
こんな思いは二度としたくないからちゃんとしよう。
それでいいんだ。
宿題が多い日。
苦手な単元ばかり課題が出ている日。
「めっちゃ面倒臭い。」
「ダルー。」
そう思ったらいいんだ。
人間なんだし、色んな感情が巻き起こって然るべき。
三度の飯より勉強が好き!って子はうちの塾にはいないので、ネガティブな感情もあっていい。
楽しくない日があってもいい。
そんな日々の中で、嫌な日も面倒臭い日もあるけど、トータルでは何だかんだ楽しいと思って通ってくれればいいなと思う。
そんなわけで、
うちの塾は、塾生を子供様にするつもりもないし、
ちょっとぐらい大変でも成長のきっかけをつくりたいので、
再テストは合格するまでやるよ?
過去には終わらなくて泣いていた人もいるけど、
泣いたって終わるつもりはないし、泣くぐらいなら必死に準備してきなよ。
って思う。
こっちは前から言ってるわけだし。
何度も言うけど、漢字や英単語のテストで引っかかるなんて、勉強不足以外の何ものでもない。
その証拠に、これまでの不合格者は全員が再テストで満点をとって合格している。
再テストで合格できるということは、ただの勉強不足だってこと。
塾での指導は、
家庭での躾けと同じで決めたルールは意地でも守る。
躾けにおいて、子供の我がままに押し負けてルールを曲げると『子供様』が出来上がるように、
塾の指導も一度緩めると歯止めがきかなくなるし、頑張る子たちのハードルも下げてしまうことに繋がる。
塾を楽しいだけの場所にする気はない。
遊びにきてるんじゃないんだから。
塾として生徒たちが成長できる環境であり続けたい。
厳しい面があっても、多少しんどいことがあっても頑張って続けたい。
そう思ってもらえる塾であるように精進していく。
少子化で習い事業界はあの手この手を尽くしている様子。
特に小学生はたくさん習い事をしている人もいると思うので、
その習い事が「(成長込みで)楽しい」のか「楽なだけ」なのかは、保護者の皆さんも気を付けて観察した方が良さそうですね。
では、本日はこの辺で(´ー`*)