先日、冬用教材の展示会に行ってきました。
展示会には定期的に顔を出しているので、真新しい教材はそんなにないのですが、
来年度(次の4月)から小学校の教科書が改訂されるため、小学生用の教材がたくさん改訂されていました。
時代だな~。
なんて感じたのは、
小学生の国語の教材で、
文章ごと(大問1つごと)にQRコードがついていて、
全文を音読してくれる教材が出ていたこと。
いや~。すごい世の中になったもんだ。
私自身、オーディオブックで小説を聴いたりする人間なので「活字を聴く」ということには抵抗はないのですが、それが小学生用の塾用テキストにも反映されるなんて。
私は一時期「獣の奏者」と「鹿の王」という本にドはまりして、通勤時や家でゴロゴロしている時、昼食や夕食時にずーっと聴いていました。
書籍を見ると、
「分厚すぎる・・・。この量は無理だ・・・。」
と思えても聴く読書なら、随分とハードルが下がるものです。
電車や車などの移動時間が多い保護者の方々にはおすすめです♪
音楽を聴くのと同じ感じで聴けますので、好きな方には合うと思います(*^^*)
話が脱線しました。笑
国語の教材に戻します。
小中学生を指導していると、
活字より音声の方が頭にスッと入る傾向はあるように思います。
(その傾向が強すぎると、それはそれで勉強では困るのですが・・・。)
活字では理解しにくい文章であっても、まずはプロの音読を聞いて手軽に内容を把握したり、わからない漢字にふりがなを振ったりできるのはいいな。と思います。
その他にも、本読みが上手でない子は真似して何度も読めば、抑揚のつけ方や息継ぎの位置(塊のとらえ方)など上手になるだとうな。とは思います。
ただ、
その教材をつくるためにプロに読んでもらうコストに見合うほど、小学生たちは聞いてくれないだろうな…。という、捻くれた見方をしてしまう私。
(私が小学生の時を想像しても、教科書の文を音声で聞きたいかと言われると・・・。
おそらく0.5倍速でめっちゃゆっくり読ませたり、3倍速の高速再生でゲラゲラ笑って終わるだろうな…。なんて思います。清い心でこの機能を付けてくださった方に申し訳ねぇ。)
どんな便利なものも素晴らしいものも使い手次第。
昔から比べると便利なものは増えているけど、
使いこなすって難しい。
そんなことを思った展示会でした。
では、本日はこのへんで(/・ω・)/