気合とか根性とか
精神論はあんまり好きではないけれど、
受験において『気持ち』は必要なもの。
だって、受験勉強ってしんどいもん。
成績が右肩上がりにガンガン上がっていけば、
気分よく楽しんで勉強を続けることができると思うけど、
そんな甘くない。
特に周りも頑張る中3の2学期なんて、
人生で一番頑張ってるのに、
順位は全然上がらない、むしろ下がるとか、
実テの難易度を爆上げされて絶望するとか、
真面目に向き合うほど、
メンタルやられまくります。
※自分の進路なので真面目に向き合って然るべきではあります!
成績は上がったり下がったりを繰り返しながら、
数ヵ月経って昔の自分と比べてみたら、
少しだけ順位が上がったかも…。
中3の2学期なんて、
それで十分やっていると言える時期。
この時期に、
しんどくなって志望校を下げる子もいるけど、
このことは知っててほしい。
志望校を下げるということは、
本当にその高校に行ける可能性がゼロになるということ。
長い間、受験生たちを指導している中で、
志望している高校よりも、
上位の高校に行った子はいない。
今、志望校を下げるってことは、
成績(順位)は今より下がるよ。
そもそも志望校を下げようと考えている段階で、
成績が伸び悩んでいる状況でしょ。
今、自分なりに頑張っているのに順位が下がっている。
きつい、しんどい。
こんなに頑張る意味ある?という状況でしょ?
志望校を1ランクでも下げたら、
今ほど頑張らなくていいという気持ちになるはず。
「頑張っていたのに下がっている」という事実がある状況で下げるということは、
→「気持ちが切れて、以前よりも努力の量は減る。」
つまり、今より順位は下がるのは容易に想像できるよね。
本当にその通りになるから。
志望校を下げるかどうかなんて、
12月実テが終わって三者面談の時期に考えればいい。
内申点も出ていない状況で、
そんなことを考えてもメリットはないよ。
志望校を下げたとて、
受験生である以上、
成績からは逃げれない生活が続きます。
本当にしんどくて、
メンタルが持たないなら、
志望校を下げる。みたいな大きな話にせずに、
ストレス発散に丸一日思いっきり遊ぶとか、
おいしいもの食べに行くとか、
夏まで部活やってた子なら曜日や時間を決めて走りに行くとか、
自分のメンタルをコントロールする方法を学んだ方がいい。
社会人になって仕事をしていて、大変な場面はいくらでもある。
そんな時に「しんどいからやらない。手を抜く。」という選択をするんじゃなくて、
上手に気分転換をしながら乗り越えていけるといいなと思う。
気分転換になることをやって、
「思いっきり遊んだし、よし勉強するか!」
それでいいんだよ。
24時間365日、受験のことを考えている中学生なんていない。
遊んでもいいんだよ。
ちゃんとメリハリつけて、
もうひと踏ん張りするか!
って気持ちに自分自身をもっていこう。
志望校(目標)を下げる必要はない。
一度は行きたいと思った高校でしょ?
まずは内申点が決まるまで目指してみましょうよ。
下げるかどうかを考えるのはそれからでも遅くない。