前回のブログの続き。
❷その式を立てる過程を追求できていない
について。
真面目なタイプの生徒で、
授業中の解説も一生懸命聞くしメモも取る。
理解力はあるので、やり直したら解けるようになるけれど、
初見の問題は解けない。
指導をしていて、このタイプに当てはまる人も結構います。
真面目な人が多いので、
定期テスト前にガッツリ暗記しちゃってると思うんです。
今回のテストで出る文章題の式の立て方を。
パターンで。
「まずは暗記してでも解けるようにする」ってのも大事。
でも、本当に実力をつけていこうと思うと
暗記に頼ってたら実力問題には弱いままかと。
暗記って忘れますしね。
このタイプの人に決定的に足りないのは、
文章のどの部分に着目して、その式を立てようと考えるのか?
という立式の過程。
数学の文章題を教えていて、
「その式を立てようと思いつかないんですよ!」
と言ってくる人もいる。(かなり少数派ですけど)
これが言える人は、その考え方を大事にしてほしい。
文章題の肝が立式であることがよくわかっている。
1回目にはめっぽう弱く、
2回目以降はしっかり解ける。
そんな人は
なぜその式を立てようと考えるのか?
自分は初めて見る問題でその式を立てれるのか?
その追求に力を入れてほしい。
ある程度の理解力がある子なら、
解説の式を見たら式の意味はわかってしまうとは思う。
でも、その式をすんなり受け入れちゃダメなんだよ。
式の意味はわかったけど、
自分でこの式を作れるか!?
覚えれば何とかなる定期テストから、
もう一歩先まで見据えて勉強していく。
定期テストでいっぱいいっぱいの人にとっては、それどころじゃないのかもしれないけど、
やろうとしないことには、初見の文章題で立式する力は身につかない。
一歩先を見据えて動こう。
とは言え…テスト前は「暗記してでもテスト範囲の問題を解けるようにしよう!」と必死だと思うので、
結局のところ、テスト前じゃないタイミングで
文章題に時間をたっぷり使って勉強していくしかないとは思います。
以上、今回は数学の文章題が苦手な人が何を考えて勉強した方がいいのか。を書いてみました。
今週末は中学生たちのカンヅメ第一弾。
中間テストに向けた追い込み。頑張っていこう。