こんにちは。
夏期講習が終わりを迎えることに
驚きを隠せない一井です。
はやっ!
毎年のことですが、はやっ!短かっ!
始まったと思ったら終わるのが夏休み。
さて、
悠学舎はテストが近づくと授業時間は自学に変わります。
塾生は授業時間になると教室に来て、
自分でやることを考えてテストに向けた勉強をする。
私たちは教室のどこかにチョコンと座って、
勉強しているみんなの様子を眺めている。
取り組む教科や教材は指示はしないし、
何を何時間やるかも本人まかせ。
相談や質問があれば聞くスタンス。
こうしている理由は2つあって、
こっちがやることを決めてしまうと、それが出来れば(終われば)ゴールになってしまい、学びの天井を作ってしまうから。
それと、指示待ち人間になってほしくないから。
昔、個別指導塾で働いていた時にいたんですよ。
有数の進学校に通っているのに、
「テスト勉強って何をやったらいいんですか?」って聞いてきた子。
中学時代は、通っていた塾で無限にテスト対策プリントや過去問が配られて、無心で解いていたらテストで点が取れた。と・・・。
中学卒業のタイミングで塾をやめたら、やることがわからなくて授業にもついていけず高校では深海魚(ほぼ学年ビリ)となり個別指導塾にやってきたというパターン。
こういう子って、一人や二人じゃありません。
個別指導塾には案外います。
そんな子に出会った時に、その塾は「合格」という願いは叶えたのかもしれないけど、外の世界で自力で生きていけない子にしてしまっている。と、私は感じたわけです。
自分の頭で考えずに勉強している子は、
結局、高校で潰れる。
だから、私は勉強する環境をつくって極力放置。
学習量の少ない中学内容で、自分の頭で考えて勉強する練習を積んでほしい。
※中学生からすると高校受験の内容って多いとは思いますが、高校生になると中学の時の学習がいかに楽だったか思い知ることになります(・ω・)笑
中学時代に試行錯誤した経験が
高校入学後に「よし。勉強頑張ろう。」と思った時にいきてくるから。
話は変わって、
自学の時間って
授業中に目が合わない子ほど、よく目が合う!笑
※良いことではありません…。
逆に
授業中にガッとこっちを見て、
言葉にしなくても目だけで伝わっているかどうかがわかる子たちは、
自学の時間になると、
自分の勉強に没入し、
私たちとは全然目が合わない。
全然目が合わない子の多くは
成績上位層だったり、伸び盛りの子たちですが、
稀に成績が芳しくないという子の中にも、
自学中に自分の勉強に没入できる子もいる。
そういう子は、まだまだ伸びる可能性があると思う。
これまでの学習量が少なく、
自分なりの勉強のやり方も確立されていないし、
戻って学習しないといけない箇所が多いので、
伸びる時期だったり受験に間に合うか。という点では何とも言えないが、
長い目で見ると着実に成長できるタイプ。
自学中に私たちと何度も目が合うのは、
まだまだ集中力が足りない証拠。
周囲のすべてが空気になるほど、のめり込んでほしい。
「えっ!?もう〇時間も経ったの?」
そういう経験をたくさんしよう。
勉強の集中力をつけたければ、
集中して勉強する時間をつくるしかない。
続けて行けば少しずつ伸びていきますよ。