こんにちは。
塾長の一井です(´ー`*)
この日曜日に1冊の本を読みました。
”成績トップの子の親がしていること(著:國立拓治)”
職業柄、この手の勉強のノウハウ本は日頃から読み漁っているのですが、
この本、わざわざ紹介するほど何が面白いと思ったかというと、
成績トップの『子ども本人がしていること』に焦点を当てた本は山ほどあるんですが、
『その子の親がしていること』という”親”に焦点を当てている本ってそんなに多くないんですよね。
この本は、
「成績上位5%」もしくは「模試の偏差値65以上」の中学生(元中学生)の保護者140人分のアンケート結果をベースに書かれています。
こんな選りすぐられたアンケート結果、めっちゃ気になりません?笑
なんと本誌p213のQRコードからアンケートの膨大なデータも見れてしまいます。
こんなにオープンな本も珍しいかと(*゚▽゚)ノ
ちなみに中身は、
序章:子どもをサポートするための大前提
第1章:成績トップの子の親の共通点
第2章~:学年別・場面別のサポートの仕方
・・・
という構成。
家庭によって
課題も違えば、これだ!と感じる箇所も違うと思うので、
こと細かくはここには書きませんが、
親が我が子の成績を把握しておくことだったり、
朝食をしっかり食べさせることだったり、
そういう当たり前のことが土台になる。ということもよくわかる本です。
「成績がいい子というのは、保護者が小言を言わずとも自分から勉強に取り組んでくれるのでラクで羨ましい」と思っている方もいるとは思いますが、それは大きな勘違いです。
そんなふうに言われる側の保護者を代表して、私からお返事を。
「そんなことがあるわけがない!もしそんなふうに見えるなら、『そうなるまで保護者がずっとサポートしてきた』からだから!」
と。
まぁそうですよね(^^;)
私も何年も中学生と関わっていますが、どんなに勉強ができる子でも、やっぱり勉強をするより遊ぶ方が好きですもん。
姫路でいうと、西高や東高はガリ勉ばっかりというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、全くそんなことありません。部活や遊びが大好きな人たちばかりです(´▽`*)
親のサポートとは別の視点ですが、
「中学入学前に一番時間を割いて勉強してほしい教科は?」
という節(セクション)があって、
中学入学前の時期で一番大切なのは「国語力を高めることに集中する」ということです。
と書かれていました。
もともと私も国語は大事という考えはありましたが、こう書いてくれるとうちの小学生の国語の授業をもっといいものにしたいな。という思いが強くなります(´ー`*)
書籍内で各種検定も推奨されていて、
検定のモデル受験スケジュールとして、
【英検】
[中1]4級→[中2]3級→[中3]準2級
【漢検】
[中1]3級→[中2]準2級→[中3]2級
と書かれていました。
英検の準2は高校の範囲が中3に降りてきているので私もスッと共感できましたが、
漢検は
『中1で3級』!?
『中3で2級』!?
と、しれーっと書かれているではありませんか。笑
やはり成績トップにいくためには語彙が大事だということで間違いなさそうです(^^;)
漢検の2級は中学生にはなかなかの難易度です。
また、全国の保護者の皆さんが頭を悩ませているであろうスマホのルールに関しても言及されていて、
QRコードを読み込んだら実際のアンケートが読めるのですが「そもそも高校生になるまで持たせなかった。」という私と同じ意見の保護者さんもたくさんいて嬉しく思いました。笑
スマホ無くてもいいんだよ!やっぱり!
タブレットで十分!( ̄▽+ ̄*)
とは言えこのご時世、持たせている家庭も少なくはないわけで、特に制限は設けていないという家庭もあれば、スマホは持っていてもリビングでしか使えなかったり、22時以降は使用禁止としていたり、テスト前は使用不可だったり、成績トップ層であっても親がガチっと管理しているもんですね。
こちらの本、
教室の本棚に置いていますので
読んでみたい!という保護者の方はお子さんに、
ブログで紹介してた本があったら借りてきて!
とお伝えください♫
1冊の本を読んで、1つでも2つでも我が子のサポートに取り入れてプラスになることがあれば儲けもんです(*゚▽゚)ノ
お気軽にどーぞ。
以上、本日は書籍の紹介でした!