こんばんは。
塾長の一井です。
本日は臨時で教室を開けたので、中3と高校生に来ていいよ~。とアナウンスをして自習の見守り隊をしておりました♫
よく集中していましたね。
全員が集中して学習している様子は見ていて気持ちがよかったです(´ー`*)
さて、
本日は悠学舎が目指している
「自学ができる人ってどういう人か?」
ということについて、頭の中にあることを書き出してみます。
自学力がある人、自分で勉強ができる人って、
逆算力
自己管理力
この2つの力がある人だと私は思うのです。
教科書や参考書を読んで理解ができるだけの読解力がある。とか、やり直しをちゃんとする。とか、粘り強く考えられる。とか他にも要素はあると思いますが、この2つは外せない!
高校生だから自学ができるか?
いやいや、そんなことはありません。
できない人も山ほどいます。
小学生だから自学ができないか?
と言ったら、こちらも全然そんなことなくて、
自分で考えてできる子もたくさんいます。
勉強に対して、
高校生よりストイックな小中学生なんて山ほどいるなぁ。と。
小中高の生徒を見ている立場からすると、
「年齢なんてただの数字」
と、感じる場面も少なくはない。
(Dr.チョコレートというドラマで子役の子が毎回お約束で言うやつです♫)
だから私は、
小学生の頃から自分の力で学んでいく力を身に付けていって欲しい!と強く思うわけです。
そのために小学生の頃から「強化学習」という、
授業をせずに自分でやることを考えてやりなさいよ。
という時間を設けていますしね。
塾なので、
算数・数学の文章題が解けることや、
国語の読解ができること、
テストで点が取れることはもちろん大事なんだけど、
「解けること・点数だけ」を追い求めても自分で学ぶ力は身につかない。
もっともっと根っこにあること
『逆算力』
→例えば、小学生で明後日に単元テストがあると告知されて、今日と明日、何の教材のどこを復習しておけばテストで点がとれるかを考える力。
少し期間を伸ばして、テストが2週間後にあるとして、いつからどのような準備をすれば漏れなく準備ができるか、ちゃんとテストで点がとれるか?を考える力。
こういうのは、長ければ長いほど計画を立てるのが難しい。
受験となったら年単位で逆算をしていく必要がある。
学習の質を高める上で、逆算の力はめっちゃ大事。
ちゃんと逆算して勉強している子は、今自分がやっている勉強がどこに繋がっているのかわかっているので、自信を持って取り組めるしブレない。
逆に行き当たりばったりの人は、友達が〇〇をやってるから私もやった方がいいかな?と、ブレた勉強をしてしまうので、効率が悪くなる可能性が上がったり、最後の追い込みで間に合わなかったり学習に漏れがでる。
『自己管理力』
→目標の実現に向けて、自分の行動を律したり、モチベーションや時間の管理をする力。
自制心に近いですかね。
言うまでもなく大事でしょう。
易きに流れる人では目標を決めても成し遂げられません。
子どもたちのそういう能力を伸ばしていく声掛けは必要だと思うのです。
片方はできるけど、片方は苦手という人もいる。
計画を立てるのは好き。でも実行できない。
そういう人は、逆算は好きだけど、自己管理が苦手なタイプなんだと思う。
逆に、計画は立てないけど、必要なタイミングで自分をコントロールできる人もいる。
どちらかというとやっかいなのは…
計画を立てるのは好きだけど、実行できないタイプ。
自己管理が弱い人です(;^ω^)
当たり前なのですが、やるべき時にそのことに集中して取り組めないのに、結果が出るわけがありません・・・。
「計画は立てない」という人の中には、頭の中では逆算して道筋が見えている人もいますし、学生の間は、学校が課題をくれるので、ある程度周りに合わせて動いていれば本腰を入れないといけないテスト前などに自己管理ができれば、それなりに結果が出たりしますからね。
自己管理が苦手なタイプの人で、
テスト前に、インスタ、youtube、ゲームなどのデジタルデバイスが原因で自制できないのであれば、それと戦うだけ無駄なので、計画段階でそれを絶つ期間を決めるべきですね。
こういうツールは、賢い大人が行動心理学などの知識を用いて「どうやったらログイン時間を延ばせるか。(悪い言い方をすると)依存させれるか。」を全力で考えて作成されていますから、人間である我々には勝ち目がありません。
そうじゃない場合は「そもそもテストで点をとりたいと思っているか?」ってところに戻らないといけないパターンもあるかもしれません。
誰かに決められた目標では、自分を律してでも実現させたいとは思えませんからね。
頑張る理由(目標)の設定を見直す方がいいかもしれません。
小中の義務教育で学ぶ学習内容が、
大人になって生活に直接役に立つかと言われると、
イメージが湧きにくいものもあるとは思いますが、
社会に出て働くときに、
自己を管理する力や
逆算して考える力は、
120%役に立つと断言できる。
だから、これらの力をできる限り育てて、
その結果、自力で点がとれる、目標の実現ができる。
そういう人に育っていって欲しいのです。
簡単に育つものじゃないですけど、
だからこそ、親だったり周囲の大人の声の掛け方って大事です。
今回はテスト勉強の開始のタイミングが早くなったとか、
今回はテスト前の行動がよかったとか(ダラダラしている時間が減ったとか。)
今回は作戦が良かったとか、悪かったとか、
点数じゃないところも気にしていきたいものです。
自学の力も、わからないなりにやっていくことで身に付きます。
どうすればよいか?を考えて行動して、たくさん失敗することで身に付きます。
成長と共に勝手に身に付くものではありませんし、最初から上手くできる人なんていません。
「人から指示されない状況で何とかする」
ということを経験させないと身に付かない。
と思います。
あれやこれやと手助けし過ぎては、伸びるきっかけを潰してしまいますね。
数ヵ月、数年経って、勉強の仕方が上手くなったな(´ー`*)
と思える塾生が一人でも増えてほしいものです。
特にまとめはないですが、今日はそんな感じで。
では(。・ω・。)ノ