新学年になり最初のテストが返されて、
ニヤニヤしながら見せてくれる人もいれば、
ヤバいです…。と持って来る人もいる。
どれほどの意気込みでテスト対策をしたか、
どんな気持ちで春休みを過ごしたか、
本当のところは本人にしかわからない。
テストに向けて、
自分なりに本腰を入れてテスト勉強を頑張ったとしよう。
でも、求めていた程の結果が出なかった時にどう思うか。
あんなに頑張ったのに、私ってやっぱりダメなんだ…。
そう落ち込む人もいるとは思うが、
そんな悠長なことを言っている場合じゃないんよ。
「テストに向けて勉強を頑張った。」
って言っても、精々2週間や1カ月ぐらいの話だと思いますが、
現段階で、
ちょっと頑張ったぐらいじゃ、
埋まらない差がある。
ってことなんよ。
昔の私(オレ)は、何をしとったんや!!!
ってブチギレながらでも、机に向かわないといけない事態よ。
テストで点が取れるかどうか?って、
直前の追い込みももちろんあるけれど、
今回のような範囲の広い実力テストになると、
日頃の小さな小さなコツコツをどれだけ積み重ねてきたか。
が大きな差になって表れてくる。
日頃からわからない用語、熟語、慣用句など知らないものがあった時に、面倒臭がらずに調べて知識としてノートや頭に残す努力をしてきたか。多くの人は「答え」になっていない箇所はわからなくても流している。
テストのためだけにテスト直前に用語や解法を丸暗記するような勉強ではなく、理解をするように努めてきたか。
思考力が問われる問題や記述形式の問題があったときに、面倒臭がってすぐに諦めるのではなく、粘り強く図や絵を描いて考えたりして、自分なりの答えをひねり出す練習をしてきたか。
こういうのって地味だけど大事なことばかり。
ちょっと視点が変わるが、
テストで点が伸びないと悩んでいる人の多くの人は、
練習でやっていないことが、
テスト本番ならできると勘違いしている。
返って来てテストの結果を見て、練習をしていないことが解けずに落ち込む。
当たり前なのに。
どういうことかと言うと、
例えば、
あるカラオケのコンテストで優勝を狙っているとして、
この日のために一生懸命J-POPを研究し、頑張って練習したとする。
いざ本番。
今回のテーマは『演歌』で、”こぶし”を効かせることが審査に大きな影響を与えるようだ。
結果は初戦敗退。
本人は、
あんなに練習したのに…私って才能ないのかな?
と凹んでいる。
歌のコンテストで、歌唱力が問われるという点は何も間違っていない。
努力をしたのは本当だと思うし、コンディションを整えて来たから、高音も綺麗に出たかもしれない。
でも、この人がした「練習」ってずれていたわけで、それで凹むのも変な話よね。
極端な例だけど、
勉強において
これと同じようなことが起きている人もいる。
普段、完全英作の問題を解いていない人がテスト本番で完璧な英作が書けるか?と言ったからほとんどの場合書けない。(例えば、本気でやって間違えた経験がないと冠詞(a/an/the)や前置詞(at/on/in)などの細かい部分に気を配れない。)
実力テストの国語の読解が苦手です。という人は、教科書以外の文を読解する練習をしているか?ほとんどの人が「苦手」とは言うがやっていない。それも練習をしていないことが試合で出来ないパターンで、自分にとって読みやすい文が出てくれないと解けないのは当たり前だと思う。
提出用のワークを見て、基本→標準→発展とレベル分けされているとき、発展になると問題と格闘した形跡もなく赤で答えを書いている人がいる。この人が実力テストの本番で発展が解けるか?と言ったら解けないだろう。(定期考査は答えを覚えたら解けるものもあるが、実テは全く同じ問題はでない。)
何が言いたいかというと、
普段やっていることを
テスト本番に近づける努力をしないと、
やっていることがテストの点につながらない。
ということ。
同じことをやっていても、
何を意識して取り組むかで結果は変わる。
実力テスト、うまくいかなかった人は、今一度、反省の時間をとっておきましょう。