まだまだ中3が受験生になりきれていない。
全員ではないが、ふわふわしているメンバーがいる。
総体に向けて、
部活のことが頭にあるのはわかるが、
それで勉強に身が入っていなかったり、
部活を理由に「疲れているから勉強できなくても仕方ない」
と思っているのであれば、
口先だけの立派な志望校を口にするのはやめてほしい。
受験を舐めすぎ。
部活が終わってから勉強を頑張る?
それがどんなに過酷なレースかわかってる?
受験勉強って、よーいドン!のピストル鳴らへんねん。
そのことに気付いている人は、とっくに走ってるねん。
中2の頃から走り出している生徒もいる。
多くの生徒は「中3だ。いよいよ受験生だ。」と春休み頃から走り出している。
(ここで言う走り出している。というのは、受験に向けた勉強を始めてるってことね。)
気付いてる?
今、部活を言い訳にしてまともに勉強してない中3って、
まだスタートラインでボケーっとしているメンバーに入ってるねんで。
昼間は一緒にバカやってる友達も、家では必死に勉強してるって場合もあるんやで。
部活終わったら頑張るか~。
そんなこと言ってる人が、
「もうすでに遥か先を走っていて、夏から猛ダッシュする人たち」に勝てるわけないやん。
部活が終わったら?
部活が終わるころ=入試の25%が終わるころ
ってわかってる?
兵庫県の場合は、中3の1年間が丸々入試やねん。
イメージ的には、
1学期 25%
2学期 25%
入試当日 50%
入試の合否を分ける割合はこんな感じ。
うちの中3で知らん人はいないと思うけど。
どの高校に進学したいのか。
各々、希望はあると思うが、
1学期の通知表が出た時点で、
ここの高校には2学期どんなに頑張っても届かんな。
って高校が出てくる。
場合によっては、
今の志望校が入ってしまう可能性もあるんやで。
学校の先生は、
キミたちにやる気をなくして欲しくないから、
12月の内申点が確定する瞬間まで、
頑張れ!まだ間に合う!
とか、
心地のよい応援をしてくれるかもしれないけど、
12月の進路面談、
内申が足りてなかったら、言われることは残酷ですよ。
あとちょっとで3が4になるよ。とか、4が5になるよ。
って言われながらも、いざ面談になると全然上がってない…。
「内申点は○○です。△〇高校はかなり厳しいですね。下げた方がいいです。」って。
1学期の通知表で3がついてしまった科目で、
2学期とんでもなく挽回しても、
高校に提出する内申で5がつくことはない。と思った方がいい。
めっちゃ頑張って4。
逆に言うと、1学期の今めちゃめちゃ頑張って5がついたら、
2学期多少コケたとしても4はとれる。ってこと。
先に「勝っておく」ってすごい価値があるよね。
受験において、それが理想なんよ。
ちなみに、
過去の中3生で、
南・琴丘を志望していて、
12月の実テ5教科の偏差値59で、
今は点が取れてるけど、内申が足りないので志望校を網干に下げなさい。
って冬の面談で学校の先生から言われて、かなり凹んで塾に来た生徒がいた。
2学期に偏差値59とってても、1学期の負債で網干まで下げろ。って言われる場合もあるんやで。
キミら中学生が思っている以上に、
内申点って後からどうにもできないんよ。
受験は積み重ねなんよ。
受験というものを経験したことがない受験生に、
なかなか伝わりにくいが、伝えていくしかない。
総体が近いのもわかる。
一生懸命、部活はしたらええよ。
私も部活好きやったし。
ただ、ちゃんと勉強もしようよ。
どんなに疲れてても、眠くても、自分を奮い立たせてやることはやろうよ。
部活で疲れて勉強をする時間はないけど、スマホや漫画、ゲームは毎日やってます。
もしうちの塾生にそんな受験生がいるのなら、そんな受験生、救いようがないし、救う気もない。
行ける高校に行ってくれ。
受験生たちよ。
ちゃんと受験生になってくれ。
1学期の期末テストが残っている今ならまだ、どうとでもなるから。