今日は、ちょっと堅苦しいブログになってしまった。
でも、書きたいから書く。
個人塾のブログは塾長の頭の中を書き出してナンボだと誰かが言ってたし、気にせず書く。
当事者意識を持たせることの重要性について。
子供たちは、学校や習い事を通じて社会と関わることになる。
「〇時集合です。遅れないように。」
「大事なプリントだから、必ずお家の人に渡してね。」
「次の月曜日に提出してくださいね。」
これらは、塾ではごく当たり前の日常的なやりとり。
「生徒には連絡したけど、保護者の方まで伝わってるか心配だな。」って時に、
念のためLINEで連絡を入れることもある。
ただ・・・
その、私から保護者の方への連絡自体が過保護だったな。
そんな事を考えさせられることがあった。
思い返せば、塾で働きたくさんの生徒たちと関わる中で、
保護者の方のサインが必要なプリント提出日に忘れてきて「親には渡したんですが、それから返してもらっていません!」と悪気なく言う子がいた。
授業の開始時刻を間違えた時に「お母さんが△時って間違えてたんです!」っていう子がいた。
前日に保護者の方と「復習ができるプリントを準備しておきますね。」と話をした次の日「プリントをもらってくるように、お母さんに言われました。」と伝言をしてくれる子がいた。
プリントの忘れ物があった時に、「カバンの中がぐちゃぐちゃだから、親が勝手に出したんです。」と言い訳する子がいた。
習い事をしているのは生徒本人。
提出物、集合時間、持ち物、それらに親は関係ないのに。
なんで会話に親が出てくるのか?
この生徒たちに決定的に欠けていたのは、当事者意識でした。
当事者意識が低い子は、同じミスを繰り返すことが多い。
(そもそも自分が原因でミスが起こったと思っていないから、繰り返して当然と言えば当然なんだが…)
そして、多くのケースで責任転嫁する相手になるのが親なんです。
「責任転嫁の相手になる存在は、日頃あなたを守ってくれている存在」
そんな事を聞いたことがあります。
「会社のせいで」「上司のせいで」そういう事を言う人ほど、会社や上司なしには何もできないと。
子供の場合、ここに親が出てくるのは良くも悪くも「親に守られている」という証だとは思うのですが、
「お母さん(お父さん)のせいで」
「お母さん(お父さん)が言ったから」
日頃の会話で、こういう言葉がよく出てくるようであれば気を付けて下さい。
当事者意識や主体性が育っていないかもしれません。
何事も自分事と捉える気持ち。
当事者意識。
主体性。
こういうのって、勉強以上に大事なことで、絶対に社会に出るまでに身に付けて欲しい力なんだよね。
その当事者意識を育てる最初のステップが
「提出期限を守る。時間を守る。忘れ物をしない。連絡事項を漏らさず聞く。」
これらのことが自分事として当たり前にできる。
という事かもしれませんね。
悠学舎の塾生には、ここはちゃんとさせたい。
そもそも、
親のせいにするのカッコ悪くない?
それに、
頼りなくてカッコ悪い大人になって欲しくないからね。
ついでに言うと、勉強だって主体性を持って取り組んだ方が頭に入るんだよ!
本当に大切な場面で、大きなミスをしないためにも、
当事者意識が低い子は、早めに痛い目に合っておくという経験も大事かもしれない。
まとまりがないブログになってしまったが、
少なくとも、連絡事項や持ち物について私が念のため保護者の方に連絡をしておくのは、問題が起きるのを未然に防ぐことには繋がっているけれども、子供たちが失敗したり、反省する機会を奪ってしまっているのかもしれないな。
先回りし過ぎもダメかもな。
そんなことを考えた週末でした。
さて、1月も最終週。頑張るぞ!